第10話
俺は松本 祐樹(ユウキ) 16歳
183cmの身長は、もう少し伸びるかな?
チーム内では兄弟と共に白(ハク)と呼ばれている。
俺はいつも兄弟と一緒に行動する。
俺達兄弟はいつも一緒だ。
親が消えた時も、
祖父の家に行った時も、追い出されたときも一緒。
そして、今は先輩の家で世話になり、自宅を所有している。
世話になる代わりに、手伝いをして、恩を返す。
先輩の家はある家業をしていて、たくさんの店も経営してる。
その店にも色々あって、
営業成績のいい所から最悪な所まで様々。
一度、ある最悪な店にアドバイスしたところ、
一気に成績が上がった。
それから、アドバイザーとして手伝うようになった。
今ではその1店舗を任されるほど格が上がり、
業績も右肩上がりだ。
そのおかげで
俺達にも収入があり、学校にも行けるようになった。
だから学校が休みの日にはココにくる。
そして、先輩たちと一緒に遊ぶ!!
これが当たり前になっていた。
その日、昼前に工場をでて1時間・・・
駅までもう少しの所に
3本の幹線道路が交わるでかい交差点がある。
“ココを過ぎたら駅はもうすぐだ・・・”
そんなことを考えながら交差点に入った。
その時、ふと目に飛び込んできたのは
交差点の隅で、こっちを見つめている人の姿。
男か女か分からない・・・
みんな渡っていく交差点をじっと見つめて、
何かを考えている様にも見えた。
俺は、その人が気にかかったが、
その時は、すぐどこかに行くだろうと思い
そのまま交差点を北から東に抜けていった・・・
■ □ ■ □
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