第5話

学校では、何かに秀でているわけでもなく、

見た目も中の下

そんな一般人が相手にされるわけもなく

友達もそこそこであまり遊ばない。



そんな小学6年間を過ごし、

中学に入って2ヶ月たったころそれは始まった。


たぶん、家が近所の同級生が言ったのだろう。


「あの子の家おかしいんだよ」


「いっつもけんかしてるんだって」


「あの子強そうだよね」


そんな声が聞こえるようになり、

まったく相手にされなくなった。話しもしない。


そんな状況におかれた。



『私、何かした?』


と聞いても


「さあね~」


とクスクス笑いで返されるか、

何も言わずに走り去る。


ほぼクラス全員 無視!!


誰一人相手相手にしてくれる人もなく、

教員は名前を聞いただけで、そそくさと離れていく。



私は“まっいいか。家とそんな変わんないし”

と思い中学生活を過ごしていた。



“だからあんな夢を見たんだろう・・・

 早く夏休み来ないかなぁ~”


そんなことを思いながら、

今日も一人朝食をとり学校へ向かう。


一人きりの学校へ・・・

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