第7話 奈那子
「今日も
大学で出会った
だが、一線を超えた瞬間から駿との付き合いが変わり始めた。毎日毎晩じゃないと、人が変わったように怒る。私は、体目的で付き合っているのかと自問自答する毎日だ。
「奈那子、愛してるよ」
事後に言葉を聞いて安心する。多分これで合っている。奈那子の作ったご飯も完食し、デートもまめだ。これを健全なお付き合いなのかは謎だった。
「ねえ、駿、信じて良いよね?」
「うん、当たり前」
誰にも相談できず、悶々と過ごす奈那子だ。
「奈那子は、俺のこと好き?」
「え、あ、うん。大好き」
自信はない。でも、とりあえず笑顔で言ってみる。恋愛は誰かと比較じゃなくて、自分で決めると誓った。
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