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*
「やったー! 夏休みキター!」
7月19日の終業式。1年A組で男女共に歓声が上がった。
「浮かれて事故るなよ」
「もっちー、夏休みデートするん?」
男子が聞くと、
「さぁな」
「うわー! ぜってぇするだろ!」
「ゆきのん」
あかりちゃんが
「話し合って
「行く!」
あかりちゃんに勢い良く返すと驚く。
「わ! びっくりしたぁ」
「そうと決まれば今から水着見に行こ」
「へ」
*
「
7月28日の17時。
あかりちゃんはストライプブルーの首の後ろで結ぶオフショルダーフリルビキニのヒップにティアードフリルが付いてて可愛い。
私はグレーのパーカーにピンクのスカートを水着の上から着ている。
ふたりに水着選んでもらったものの、
ボサ髪に、こ、こ、この水着は……。
「
「…………」
上半身裸の上に黒のパーカーを羽織り、
カジュアルかつかっこいいフェザー柄のサーフパンツを履いた
「…素直に見たいって言えよな。ツンデレ総長」
上半身裸の上に柄付きパーカーを羽織り、お洒落なグレー系のグラデーション模様のサーフパンツを履いた
「あ?」
「すんません…」
「俺は見たいな」
上半身裸に派手過ぎない柄で大人っぽいサーフパンツを履いた
「もー、仕方ないな。はい、オープン」
「!!」
私は驚く。
ピンクのトップスのバスト部分に柄付きブルーの程よいボリューム感のフリル(大きなリボンみたいに見える)。
ピンクのハイウエストショーツのフロントの装飾リボンに、
さりげないV字ライン。
水着は可愛いけど、全く似合ってないよね…。
は、恥ずかしい…。
「
お、大人可愛い!?
「ね、ゆきのん、可愛いよね!!」
あかりちゃんが
「あかりも可愛いよ」
「っ…」
あかりちゃんの顔がボッ! と赤くなる。
「お、泳いでくる!」
そう言って浜辺を走り、海に飛び込む。
あかりちゃん、海に!
…あれ? ビキニの首のリボン気にしてる?
ごぽっ…。
あかりちゃんは沈んでいく。
え……。
「私達も海で泳ご…あれ? あかりは?」
「あかりちゃん!」
私は海まで駆けていく。
そして助けようとして泳ぎかけると追いかけて来た
「泳げねぇだろ!」
「でも!!」
ザパーンッ!
駆けて来た
お願い。
「ぷはぁっ」
「あかり!」
「大丈夫か!?」
駆けて来た
「うん、大丈夫!」
あかりちゃんがピースすると、
「大丈夫じゃないでしょ」
「あ、あ、うん、大丈夫じゃない…」
私と
「もー、海来て早々、何やってんの!」
「とりあえず、海の家で休もうぜ」
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