4
*
「
「嫌な予感がする」
「は!? おい、
「
「行くよ、
「ったく、あいよ」
「な、なんで道塞ぐの!?」
「ど、退いて」
あかりがTシャツにジーパンを着た白髪の男の子と同じ格好の金髪の男の子に頼むと、
「意地悪したくないんだけど、ごめんね」
白髪の男の子が謝り、
「
金髪の男の子がそう続けて言う。
「あかり!」
「
「みんなも!」
「やーっと来たか」
「待ちくたびれたよ」
金髪の男の子と白髪の男の子が続けて言った。
「…白髪は
「…金髪は
「おい、
あかりに尋ねる。
「ゆきのんは先に確認してくるって行っちゃって」
「戻って来ないから
「看板の裏に立ち入り禁止って書いてあるのが分かって」
「
「私も行こうとしたら、この白髪の子が茂みから突然現れて道塞いだの」
「
「分かった」
「おう、任せろ」
「は? クソが」
「イライラするなぁ」
「ここを一人で通れると思ってんの?」
「…あぁ。俺は
*
…どうしよう。
私はどうなったって構わないけど、
だって
「
「それは無理だ」
「私はここにいるから、だから……!」
「
「
「
私の両目がじわりと滲む。
あ……
「遅せぇよ、
「今すぐ、ふたりを離せ」
「その条件は飲めねぇが」
「俺の姫の必死なお願いを聞いて、一人だけなら解放してやる」
え……。
「
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