一夫多妻

ここまで、上記の経緯を踏まえた上で、過疎地のような現地や昔というのは女性一人身で生活していくということ自体が困難であり、いかに危険かというのが分かったと思います。


狩りや収穫といった遠征ができず、部族内、室内での生活を様々な理由で余儀なくされています。


現地の案内人も、ある部族の女性や子供にはけっして話しかけないように、と口を酸っぱく指示されます。この理由も、上記を考えれば当然であり、女性と接触する=侵略の証となるからです。


そこでこの

「一夫多妻制」

先進国では考えられない文化だと感じている方も多いのではないでしょうか。

我々のいまの文化、感覚ではそうでしょう。


しかし、同じように現地の環境、状況を考えてみると一夫多妻であればあるほどのです。昔の日本も世界各国でも同じです。


部族の権力者であろうが、現代社会に馴染み先進国との貿易にて成功をしている現地のお金持ちであろうが、一人でも多くの女性と子供を安心、安全に守っているという「証拠」なのです。


すぐに性暴力が行われ、治療が不可能なウイルスの感染、薬剤さえあれば治療が可能な細菌でさえ、治療できない現地で我々の様な価値観や嫉妬心、道徳心なんかの浅はかな考えにて女性の自由と権利を現地で主張することの方が残酷であり、無責任な思考と発言になり得てしまいます。


それでも、その価値観を押し付けますか??

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