第9話

???「相談?」

???「はいそうなんです……!」


ここは、冥府。仕事の合間に、閻魔大王である「紫雲雨花」にその部下である「紅緒」が相談事をしていた。その相談とは……


紅緒「うち父と母と兄と姉と私の五人家族なんですけど、喫茶店を経営していてるんですが……」

雨花「あぁ!あのお店で出されるクリームメロンソーダ大好きだよ!!前に行った時もとっても美味しかった!!……でも、何かあったの?」

紅緒「ありがとうございます。それで、実は今、父と母揃って、天国に旅行に行ってるんです。それで私は冥府での仕事があるので、私はあまり手伝えないんですが、兄と姉が一時的に一緒に経営を担うことになって……」

雨花「なるほど。なるほど。それからどうしたの?」

紅緒「実は……」


「「兄と姉が喫茶店を男装執事喫茶にするか女装メイド喫茶にするかで口論してるんです!!」」


雨花「……ん?」


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???「で?どうしてこういうことになるんです?雨花さん?」

???「いや、橙ちゃんはこういう経営関係も上手くこなしてくれるかと想って!」


雨花と、その第一補佐官である「不山橙」は紅緒の実家でもある喫茶店━━━━「紅色喫茶店」に来ていた。


━━━━「紅色喫茶店」とはあの世に住んでいる者の中でもマイナーではあるが、一部の者から絶大な人気の喫茶店で、有名なのは、ここのコーヒーゼリーである。(ちなみに、アイスクリームソーダは1番不人気な商品なのだが、雨花はそれがとても大好き。)


そんなお店に、雨花と橙は、紅緒の悩みのために、向かっているのである。その悩みとは……


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雨花「男装執事喫茶と女装メイド喫茶?」

紅緒「そうなんです!!それで兄と姉がずっと言い争いをしてるんです。」

雨花「でもご両親のお店なのに、そのお店変えて良いの?」

紅緒「それが、両親が期間限定で違うテイストのお店に変えても良いと兄と姉に言ってしまって、二人もその言葉を待ってたかのようにやる気満々になってしまって、それは良いのですが、二人揃って違うテイストを選んでしまって……あの二人こうと決めたら中々曲げなくて……はぁぁ……」

雨花「そっか。それは大変だね。でも私に相談したのはどうして?」

紅緒「はい!雨花さんはあの世で一番の裁判官ですし、あの二人の意見を上手く汲み取って、丸く収めてくれるかと想いまして!」

雨花「……あぁ、そういう……」

紅緒「ぜひお願いします!!!!」


紅緒は、深々と頭を下げた。部下にここまでされて断れるほどの精神力は、雨花は持ち合わせていなかった。


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橙「それなら雨花さんだけ行って下さいよ!私は他の仕事もあるのに。」

雨花「でもわたしお店の経営について何の知識もないんだもの!そんな奴が横からちゃちゃ入れるような発言したら益々大変なことになりそうじゃん!橙ちゃんはお盆のお祭りとか他の行事とかでお店の経営に触れたことあるでしょ?だから橙ちゃんの意見も聴いた方が良いと想ったんだよ!」

橙「もう……なら断われば良かったのに。」


(まぁそれができないのが雨花さんですけど)


心の中でそう呟く橙であった。


雨花「あっ着いた!ここ!」

橙「雰囲気良いですね。」


建物がレンガになっていて、ところどころにこけが生え、蔦も生えているが、それが良い感じに喫茶店にマッチしているとてもオシャレな建物だった。


紅緒「あっ!雨花さん!橙さん!」


既に雨花が紅緒には橙が来ることは教えていたので、紅緒がお店の前で二人を待っていたのだ。


橙「紅緒さん、こんにちは!」

雨花「こんにちは!紅緒ちゃん!」

紅緒「狭い店内ですが、どうぞ中に……」


「「だからそれじゃダメなんだって!!」」


三人が入ろうとすると、いきなり怒鳴り声が聴こえてきた。


雨花「今のって……」

橙「もしかして、ご兄姉の……?」

紅緒「……はぁぁぁ。そうなんです。」


三人が喫茶店の中に入ると、そこには……


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???「ここは、男装執事喫茶にするんだよ!!可愛い女の子がキリッした服を着てお世話してくれたり、褒めてくれたりしたらギャップがあって良いだろうが!!」

???「ギャップだったらこっちだって負けてないわよ!!例えばショタ顔の美男子がフリフリのメイド服を着て、顔を赤らめたり、恥ずかしがったりしてる姿があったらどうよ!!可愛いじゃない!!」

???「は?男に何でメイド服なんて着させんだよ!!どう考えてもおかしいだろうが!!そんなんでギャップ貰ったって嬉しくないわ!!」

???「それならそっちだって女の子に男服着させんのおかしいでしょうが!!人の事言えないのよ!!」


紅緒「んッんんん。あーお兄ちゃん、お姉ちゃん。」


紅緒が咳払いをする。


「「はっ!?」」


紅緒の兄と姉が我に返り、一度冷静になって、雨花と橙に向き直った。


紅緒「もうお兄ちゃんもお姉ちゃんも声でかすぎだよ!外まで聴こえてたんだから!!」


???「悪かったよ……」

???「ごめん……」

紅緒「全く……あっ紹介しますね!こちら兄の紅蓮(ぐれん)と姉の紅葉(もみじ)です。」


こんにちは。と二人とも頭を下げてお辞儀をした。


橙「(礼儀は正しい方たちのようですね。確かにそういうところは紅緒さんのご兄姉……)」

「それでお二人は、どうして口論を?」


すると、紅蓮が話し出した。


紅蓮「俺は、普段と違うテイストのお店なら喫茶店とも合ってる執事に女の子をプラスしたら面白いって想って……」

紅葉「私は、普段と違くしたいならガラッと変えるために、キラキラしたメイド服を男の子に着せて、恥ずかしがりながら接客するっていう可愛らしさを入れても良いかなって……」


雨花・橙・紅緒「……………………」


橙と紅緒が隅っこで会議を始めた。


橙「あの、お二人まるでお店のためのように言っているようで……」

紅緒「ただ単に、自分たちの欲望というか望み通りにしたいだけなのかなと……はぁぁぁ……」


紅緒が考えあぐねていると、橙が立ち上がった。


橙「そうやってずっと言い合ってるだけでは話が進みませんよ。」

紅緒・紅蓮・紅葉「!」


雨花は、じっと橙をみた。


橙「このままだと、話が平行線を辿って永遠に解決できません。お互いの意見を全否定するのではなく、受け止めつつ自分の意見を言うんです。とても難しいですが、これはお店ごっこではなく、真面目な経営の話でしょう?お互いの意見は大切にすべきです。そして、お互いにとって最も1番良い案を出すために話し合いをするんです。」


「でも。どうすれば……」と紅葉が呟くと


例えば、と今度は雨花が話し始めた。


雨花「どっちかにしなくてはならないとは言ってないですし、お兄さんとお姉さんどっちの意見も叶えちゃえば良いんじゃないですか?お兄さんが言ったように、可愛い女の子がキリッした服を着てお世話してくれたり、褒めてくれたりしたらギャップがあって良いと感じる人もいれば、お姉さんのように、ショタ顔の美男子がフリフリのメイド服を着て、顔を赤らめたり、恥ずかしがったりしてる姿が可愛いと感じる方もいらっしゃると想います。二人のお店でもあるんだから、どっちも叶えちゃえば良いんです。」


そして、と雨花が続ける。


雨花「自分の意見を押し付けていると、徐々に投げやりな気持ちになって、相手に取り返しのつかない言葉を吐いてしまったり、今まで築いてきた関係が粉々に壊れ、もう二度と元に戻れないことだってあります。そうなったらもう後悔してももう何もすることはできません。ひたすら自分を責めるしかない。無限地獄です。……」


雨花「あなたたちはそうなりたいんですか?」


紅蓮・紅葉「………………」


お、俺は、と紅蓮が紅葉に話し出した。


紅蓮「お、俺は、お前の意見も良いと想う。橙さんや雨花さんの言う通り、お互いの意見を俺も大切にしたい。お前の意見もちゃんと聴きたい。……ごめん。」


紅蓮が頭を下げると、紅葉も話し出した。


紅葉「私もさっきは兄さんの意見を全否定するような言い方してごめん。二人で一緒に話し合おう。」


紅蓮「それから……紅緒もごめんな。俺たちの喧嘩に巻き込んじまって……」

紅葉「私からもごめんね。」

紅緒「もう良いよ。二人が仲良しに戻って良かった笑」


三人は向き直って、ニッと笑い、その光景を雨花と橙は微笑みながらみつめていた。


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???「な、なぜこんなことに……」

???「俺はこういうの嫌いじゃないぜ!」

???「お、俺は、本当に恥ずかしい。」


モジモジしながら恥ずかしがっているのは、不山橙である。そして、やたら気合いの入っているのは瑠璃人で、遠い目をしているのは、兎白である。


???「なんかあんたたちやたら似合ってるわね。まぁ私が手ずから作った服なんだから当然ね!」


この誇らしそうに笑っているのは、桃時である。


橙「ちょっと、とっても恥ずかしいんですけど!!」

兎白「そうだぞ。どうしてこんな恥ずかしい格好を……!」


橙は、ネクタイのついたオレンジに黒を足したような色の執事服を、そして、フリフリのリボンが着いた白が基調となったミニスカのメイド服を兎白が、瑠璃色が基調となった長いスカートのメイド服を瑠璃人が着ている。


桃時「仕方ないわよ。あんたたち雨花にお店を手伝って欲しい言われてここまで来たんでしょ?……アタシは男装なんて死んでもしたくないから服を作る係に任命されて、手伝ったし、あんたたちも自分に任された仕事をしっかりやりなさいよ。」

瑠璃人「橙!めちゃくちゃかっこいいな!惚れ直しちゃったぜ!」

橙「////////……!そういうのを大声で言わないで下さい!恥ずかしい……!」

兎白「まぁ手伝うって言ったんだし、責任もってやるしかないな。」

雨花「三人とも準備終わったかな?……おぉ!めちゃくちゃ似合ってるよ!!橙ちゃんめちゃくちゃかっこいいし、イケメン!!兎白くんもミニスカ似合ってるよ!!瑠璃くんが長いスカートなのも意外性があって良いね!!さすが三人と桃時ちゃん!!」


雨花が着替え終わった三人をキラキラした目でみながら、桃時を褒める。


桃時「あんた意外とするどいのね。そうよ!兎白みたいに真面目キャラがミニスカを履いて、瑠璃人みたいにちゃらちゃらしたやつが長いスカートを履くとギャップが生まれて良いでしょ?そして、橙には髪色にあった服とショートカットのウィッグを付けさせたわ!さすが私ね!」


桃時は、自分の監修を自画自賛し、褒めちぎる。すると、紅葉が入ってきた。


紅葉「おー!やっぱり男の子にはメイド服よね!女装っていうのは最も男の子らしい行為なんだから!なんたって女装は男の子にしかできないし!二人とも感想は?」


兎白「…………穴があったら入りたい……」

瑠璃人「めちゃくちゃ楽しい!こんな服着たことないし!」


紅葉「うん。全くもって正反対だね。でも似合ってるよ!!」


兎白は、しょげて、瑠璃人はるんるん。極めて対照的な二人である。


紅蓮「さてと、橙さんはどんな感じに……ってめちゃくちゃ似合ってる!!ひと目見た時からめちゃくちゃ気になってたんだ!絶対執事服が似合うって!めちゃくちゃかっこいいよ!」


橙の手を握りながら、目をキラキラさせて熱弁し始めた。それをジトーとした目でみつめている瑠璃色の髪の男がいるのを二人は知らない。


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「ね?あの店員さんめちゃくちゃイケメンじゃない?」「だよね!接客も丁寧で優しそうでかっこよい!!」「あの店員さん指名しちゃおっかな?」「でもあの執事さん期間限定らしいよ?」「えぇそんなぁ!」


すっかり、橙のことで歓声が真っ黄色になり、男装執事女装メイド喫茶店が期間限定であることを嘆くものまでいるほど盛況していた。


「ねぇ?あの人ってあの世でもめちゃくちゃ有名な死神組の組長さんじゃない?何あれ!めちゃくちゃ可愛い!!」「もう一人いるぜ?あの人も死神組の人だ!確か一番隊隊長の人!めちゃくちゃ似合ってるじゃねぇか!」


一方、男子サイドも人気が向上し、喫茶店は今まで一番の売れ行きだったそう。


紅緒「す、すごい……こんなに繁盛するなんて。うちの店が。」

桃時「私も手伝ったんだから当然の結果ね!もしあいつらが盛況してなかったら、ぶっ飛ばしてたわ!」

雨花「四人が手伝ってくれたおかげだね!ありがとう!」

桃時「なんで"四人"なのよ。あんたも手伝ったでしょ?裏で料理だって手伝ってたし、それにあの兄姉たちに最終的に仲直りさせたのはあんたの力でもあるじゃない。」

橙「いや橙ちゃんの力の方が強いよ!」

桃時「…………あんたねぇ……はぁぁぁ」


桃時は、橙から言われた言葉を想い出す。


「(実は雨花さん、こんなことを呟いていたんです。)」


《自分の意見を押し付けていると、徐々に投げやりな気持ちになって、相手に取り返しのつかない言葉を吐いてしまったり、今まで築いてきた関係が粉々に壊れ、もう二度と元に戻れないことだってあります。そうなったらもう後悔してももう何もすることはできません。ひたすら自分を責めるしかない。無限地獄です。……あなたたちはそうなりたいんですか?》


《わたしみたいに》


桃時「…………」

雨花「桃時ちゃん?どうしたの?」

桃時「別に?あんたがめんどくさいやつだなって思っただけよ。」


そういうと、桃時は雨花にデコピンした。


雨花「なんでデコピンするの?しくしく」

桃時「はいはい、嘘泣きは良いからさっさっと料理作ってきて。」


はぁーいと言って、雨花は厨房に戻っていった。


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紅緒「本当にありがとうございました。」


紅緒は、深々と頭を下げる。


紅蓮「あぁあなたたちのおかけですごく盛況できた。ありがとう。」

紅葉「そうよそうよ。ありがとうね」


続いて、紅蓮と紅葉も感謝を言った。


雨花「全然大丈夫ですよ!面白かったし!」

兎白「俺はもうやりたくない……」

橙「私もです……」

雨花「二人ともごめんね?私真面目なことを頼める友達って橙ちゃんと桃時ちゃんと兎白くんと瑠璃くんぐらいだから……」

橙「もう良いですよ笑。なんだかんだ楽しくはあったので。」

兎白「確かに。接客とかやったことなかったから面白かったと言えば面白かったな。」

瑠璃人「オレも楽しかった!」


紅蓮「じゃあもう一回やってくれたり……?」


橙・兎白「嫌です。」

紅蓮「だよなぁ笑笑。でもありがとう!またお店に顔出してくれ。あんたたちにはこれを渡しておくから。」


紅蓮が、差し出してきたのは、大量の紅色喫茶店の割引券だった。


橙「良いんですか?こんなに沢山……」

紅葉「もちろんよ。受け取って頂戴」

雨花「ありがとうございます!」


「また来てくださいね!」と紅緒が言い、紅蓮と紅葉も手を振りながら、雨花一行を見送った。


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雨花「あぁ面白かった!しかもこんなに割引券貰っちゃった!クリームメロンソーダしばらく食べ放題だよ〜!」

桃時「あんた本当に好きね。あれ一番人気ないんじゃなかった?」

橙「雨花さんは、つうなところがあるので。」

兎白「また行けたら良いな。」

瑠璃人「オレもオレも!じゃあ約束な!」


そういうと、小指を差し出し、みんなで約束をするために瑠璃人の小指に自分たちの小指を絡ませた。


「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲まーす指切った!」


「…………」


みんなが夕日に照らされ、帰路の途中で交わした約束。しかし……


「(針千本飲んだ方がマシだな)」


誰もがまた一緒に行こうと願う中、独りそんなことを考えている者がいたことを誰も知る由もなかった。


性格→大人しく、少しおどおどしているが仕事をきっちり行い、とても真面目な性格。怖がりな一面があり、大きな音や突発的な出来事などにとても弱い。臨機応変な言動行動ができなかったり、おっちょこちょいな為、周りからはドジっ子と想われている。(本人も自覚しており、そういう自分を変えたいと想っている。)しかし、雨花や橙にも信頼されている。父母兄姉の5人家族で、家族で「紅色喫茶店」を営んでいる。マイナーではあるが、一部では絶大な人気を持つ喫茶店である。橙のことを理想、目標として慕っている。ある理由から妖怪を強く憎んでいる。(なぜ喫茶店ではなく、冥府にて勤めているかと言うとある妖怪を探すため店を離れ、冥府でその妖怪の情報を探るため。)

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