第5話

「桃時ちゃんは今日も可愛いね〜!」

「ほんとほんとめちゃくちゃ可愛いよ!」


???「ふふ、ありがと!」


ここは、あの世に佇む一軒のカラオケ屋さん。ここでは合コンが開かれていた。そして沢山の男性に囲まれているのは、「桃時」である。このお話は、まだ桃時の紙に「白髪」が混じる前のお話。


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桃時「でも、他の女の子たちも可愛いよね……」

「そんなことないよ!桃時ちゃんが1番だよ!!」

桃時「えっそう?ありがと!うふふ、嬉しい!!」


こうして他の女の子たちには目もくれず男性たちは桃時に夢中になっていた。


桃時「(マジでチョロ、ちょっとアタシが自分のこと卑下したら乗っかってくるなんて……超ウケる)」


桃時は、よく合コンに参加している。しかし、本心は男性たちを自分に対しての認識や優越感に利用しているだけというものだった。


「なんなの、あの子」「なんか感じ悪いし、腹立つ」「気持ち悪いんだけど」「超ムカつく」


他の女の子たちは、桃時を目の敵にように思っていたが、桃時にはそんなことはどうでもよかった。ただ、自分が自分になれているという感覚を得られていることがとても心地よかったのだ。


桃時「あぁ〜最近ダイエットしてるんだけど、中々続かなくて……こんなアタシダメだよね……」

「桃時ちゃんは今が1番可愛いよ!!」「ダイエットなんてしなくて良いよ!!」「そうそう!桃時ちゃんは今でも充分可愛いよ!!」「うん!めちゃくちゃ良い!」


桃時「ふふ、ありがとう!すっごく嬉しい!!」

「(どいつもこいつも鼻の穴膨らませちゃって……キモ笑。まぁこいつらもそろそろ潮時かな……)」


こうして、合コンは進んでいった。


桃時「あぁ〜ごめん!今日お金持ってきてないんだった……どうしよ……」


「俺出すよ!!」「いや僕が出す!!」

「俺も出したい」「僕が出すんだよ!!」


桃時「ごめんねぇ〜ありがと!」


桃時が持つ財布の中には本当はお金が沢山入っていたが、男性たちに奢らせた。全ては自己認識と優越感のために。


「今日も沢山話せて良かった!」「また遊ぼうね!!桃時ちゃん!!」「桃時ちゃん大好きだよ!!」「じゃあね!桃時ちゃん!」


桃時「うん!バイバイ!」


そうして、桃時は家に帰っていった。


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桃時「そろそろいっか。バイバイ。馬鹿な男共♡」


そうして、カラオケで出会った男性の連絡先を全てブロックした。


桃時「あぁ〜どんだけこいつらみたいな馬鹿なヤツらに貢がせても、何にも満たされないわね……何でかしら……」


ベッドに横たわり、桃時は少し俯き、考えながら眠りについた。


《お前は、男として生きていくんだ!!》《何で言ってることを守らないんだ!!》《またこんなものを持ち出して、いい加減にしろ!!》《こんなことしたら……》




《またあんな目に合うぞ》





桃時「…………はっ!はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」


昔の夢をみて、桃時はベッドから這い出した。そして、急いで自分の服やメイク用品、アクセサリー、男性たちからのナンパのメールを確認し、自分の息を整えようとした。


桃時「…………はぁ……もうあの頃とは違うのに……どうして…………」


桃時の心は、未だに「昔」に囚われている。どれだけの男からナンパされても、ちやほやされても、桃時の深い傷は癒されない。桃時の背中にある傷のように。そこから甘い感情が漏れていく。


桃時「もっとだ……もっとあの馬鹿どもを利用してやる……そうすれば、いつか……きっと……きっと……」


この悪夢を終わらせる━━━━━

そんなことを考えながら、桃時はまた男たちを誘惑しにいくことにした。


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黄泉比良坂にあるショッピングセンターの前に桃時は立っていた。ここでナンパ待ちをしてその男性に媚びて沢山奢らせる予定である。


「すみません。お姉さん今から予定ありますか?」


早速、声をかけた男性が来た。


桃時「あっこんにちは!予定……ですか?特にないですよ!」

「じゃあ良かったら俺と一緒に……」

???「おい、お前」

桃時「!」


話しかけてきたのは、白髪の少年━━━兎白だった。


「な、何だよ」

兎白「ここは黄泉比良坂。この世とあの世の境目。亡者もよく通る。まぁここはかなり南の方だから中々亡者は来ないが、それでもダメだ。風紀が乱れる。」


そういうと、兎白はナンパした男を睨み、「ひぃ」と声を怖ばせ、どこかへ行った。


桃時「…………」

兎白「おい、お前大丈夫か?何か変なことされたり……」

桃時「………よ」

兎白「?」

桃時「どうして邪魔すんのよ!!」

兎白「!?」


兎白は、驚いた。感謝されると想っていた訳じゃないがまさか怒られるとは想わなかった。


桃時「どうして邪魔すんの?あいつにはアタシの道具として色々やらせようと想ってたのに……あんたのせいで全部台無しよ!!」

兎白「は、はぁ」


「(どうして俺は怒られてるんだ?)」と頭の中がちんぷんかんぷんになっている兎白は、提案をした。


兎白「よく分からないが、お前は誰か男の相手としたいことがあったんだな?」

桃時「はぁ?……まぁそうだけど」

兎白「じゃあ俺が付き合う。お前のしたいことに。」

桃時「…………は?」


「(どうしてこうなったの……)」と内心想いながら桃時と兎白は、ショッピングセンターでデート?をすることになった。


桃時「(そもそも、こいつなんなの。何かしたいことって言われてもアタシは男に貢がせたくてあそこで馬鹿な男を待ってたのに……こいつにはあんまり貢がせることできなさそうだし……)」

兎白「でお前はなにがしたいんだ?」

桃時「えっ?まぁ別に買い物とか?」

兎白「そうか?何買うんだ?」

桃時「えぇ……別に決めてない」

兎白「決まってないのにショッピングセンターに来たのか?変なやつだなお前。」

桃時「あんたぶっ飛ばすわよ……ん?」


桃時は、ある店で目を留めた。


桃時「あっあれは……!」

兎白「どうかしたのか?」

桃時「ピンキーミルキー!!」


桃時の目には、桃色と白色のウサギのぬいぐるみが映っていた。


兎白「これ好きなのか?」

桃時「好きなんてものじゃないわ!!めっっっっちゃくちゃ推しなの!!この子たち!!わぁ〜大好き!!」

兎白「…………そうか。」


兎白は、さっきとは打って変わって目を変えてキラキラした桃時をみて、心臓が大きくドクンとなった。


兎白「(…………ん?)」

桃時「…………ぇ。ねぇ!」

兎白「あっすまん。何だ?」

桃時「話聞いてなかったの?だからピンキーミルキーラビットっていうのは……」


改めて説明!

「ピンキーミルキーラビット」は、2匹の兎の男の子のキャラが出てくるアニメで、ピンキーとミルキーは付き合っており、ピンキーはミルキーが他の兎と仲良くしてるとその仲良くした兎を裏で拷問をするとっても嫉妬深い兎で、でも拷問していると「あ〜俺はちゃんとミルキーを愛せてるんだぁ」と安心するらしく拷問するのが大好きな狂気な兎。ミルキーはそれを実は知っているが自分が仲良くしたものを拷問してる事実が「あ〜俺はピンキーに愛されてるなぁ」と感じてピンキーの奇行を知らないフリしてわざと他の兎と仲良くしてピンキーからの愛を深く感じたいと考える歪んだ愛情を歪んだ受け取り方をするこれまたミルキーと違った狂気な兎。この2匹の兎の歪んだ共依存をゆる〜いイラスト風で表しているアニメである。


桃時「……ってやつ。分かった?」

兎白「あぁ。何か面白そうだな。」

桃時「えっ!」


すると、桃時は兎白の手を掴み、「ピンキーミルキーラビット」を熱弁し始めた。


桃時「あんた!この作品の良さが分かるの?!アタシの周りにはこのアニメを怖がってみないオレンジ頭と何とも想ってない変な黒髪女しかいないからこの良さが分かる奴初めてみたわ!!ぜひみてみて!!この狂いに狂った共依存をあえてゆるふわっとした画風で書いてるのがたまらなく良いの!!」

兎白「……ぷっははは!」

桃時「な、何よ」

兎白「いやぁ本当に好きなんだなって想って……さっきまでめちゃくちゃ怒ってたから笑顔がみれて嬉しい。こんなに好きでいてくれるんだからこいつらは幸せ者だな。」


そう言いながら、兎白はニッと笑った。すると、桃時の心臓がどくんとなった。


桃時「(…………まさかね。このアタシがこんな奴に……)」

兎白「なぁ、せっかくだし何かグッズでも買わないか?」

兎白「えっえぇ……そうね。」


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桃時「あぁ〜沢山買い物した!」

兎白「ほとんど「ピンキーミルキーラビット」のグッズしか買ってないけどな。」


桃時は両手いっぱいに荷物を持って、満足そうに兎白と買い物を楽しんだ。


兎白「(何かこいつといると楽しいな。)」

桃時「(何かこいつといると楽しいわね。)」


二人の思考が一緒になった。


桃時・兎白「「ねぇ・なぁ」」

兎白「ど、どうぞ」

桃時「え、えぇ。……また一緒に…………出かけても良いけど……?」

兎白「!、本当か?また出かけよう!」


そうして二人は時々、二人で出かけるようになった。


桃時「で、兎白がまた恥ずかしがらずお前は可愛いなとか言うの!恥ずかしったらないわ!うふふっ」

???「そうですか、そうですか」

???「それは良かったですね」

桃時「ちょっとあんたたち聞いてんの!黒花、そして橙!」


桃時の惚気話を聴いていたのは、「独野黒花」「不山橙」である。


橙「聴いてますよ。ちゃんと。ただその「兎白」さんの話は何度も聴いているので……」

黒花「そうだよ〜その人の話になると勢いが止まらなくなるんだもん。」


「まぁでも」と黒花が付け加える。


黒花「桃時ちゃんとその人が幸せそうならそれで良いんだけどね!笑」

橙「そうですね笑」

桃時「何よ、あんたたち。何ニヤニヤしてんのよ?」

黒花・橙「そんなことないよ・ですよ」


そして少し時は遡り……


兎白「桃時の笑う顔がめちゃくちゃ可愛くて、なんかホワホワするんだ。こんな気持ちになったことないから何でだろう?」

橙「えっ分からないんですか?私ですら分かるのに……」

黒花「まぁ兎白くんはこういうの鈍感だから……笑」

兎白「ん?何の話だ?」

黒花「これは……」

橙「桃時さんに任せるしかないかもしれませんね。」


そうこの黒花と橙は、桃時と兎白どちらともの話を聴いていたので、いわゆる「脈アリ」だということを知っていたのだ。それをあえて言わないのは二人の問題だから二人で解決するべきと考えたからである。


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黒花「ねぇ桃時ちゃん。わたしから言うの変かもだけど、告白しないの?」

橙「そうですね。気になります。」

桃時「…………は?////そもそもアタシは別に好きじゃないし!!」

黒花「じゃあもしその「兎白」っていう人が他の女の子と仲良くしてたらどうなるの?」

桃時「………………は?」

橙「そう、それが答えです。」

桃時「…………100歩譲ってそうだとして、アタシは告白は男の方からやって欲しいの!!レディーファーストよ!!」

橙「レディーファーストの意味が若干違う気がしますが……その「兎白」さんは桃時さんのこと悪くは想っていないのでは?現に桃時さんの誘いにはほとんど行っているようですし。」

黒花「わたし。桃時ちゃんが自分の認識とか優越感とか関係なく男の子と関われるようになってとっても嬉しいの。告るかどうかは桃時ちゃんが決めて良いけど、もし少しでも告白したいって想うならやって欲しい。もしかしたら桃時ちゃんがもっと幸せになれるかもしれないから。」

橙「そうですね。私も桃時さんには桃時さんの幸せを手に入れて欲しいです」

桃時「…………」


桃時は、深く長く考え、ついに決心するのだった。


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兎白「それで……あれ。メール?桃時からだ。」

黒花・橙「!」

兎白「「話したいことがある。天月桃の木で待ってる。」何だ?話って……?」

橙「えぇ……まだ分からないんですか?」

黒花「兎白くん。早く行ってあげな。そして……」

兎白「?」

黒花・橙「何をどう言うにしろ、絶対桃時ちゃんのこと傷つけちゃダメだよ!!!!・ですよ!!!!」

兎白「あっあぁ……?……!」


ここまで言っても分かってないのかと橙は想っていたが、兎白は少し二人が何を言いたいのか何となく分かったのだった。兎白だってそこまで鈍感じゃない。それを黒花はよく分かっていたため、密かに少しニヤリと笑った。


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花天月地。桃の花の匂いが泳ぎ、共に色んな花がゆらりゆらり揺れている。


ここは、天国。優しく暖かい空気が漂っていて風が鳴っている。そして大きな大きな樹齢2000年の大木が生えている。


???「待ってたわよ。」

???「あぁ。」


大木の前で、桃色と白髪の髪を持つ少女と少年━━━━━桃時と兎白が向かい合っていた。


桃時「あんたに言いたいことがあるの。」

兎白「あぁ。何だ?」


桃色の花弁が舞い、二人を包み込む。


桃時「あんたのこと……す、す、……」

兎白「…………」


兎白は、まっすぐ桃時をみつめていた。桃時も逸らしていた目を直しみつめ返す。


桃時「す、好き……」

兎白「…………」

桃時「好き、……好き……好き、す、」


桃時が言い続けると、桃時を包み込む者がいた。


桃時「…………!」

兎白「…………」


それは、兎白だった。


桃時「ちょ、ちょ……」

兎白「俺も……好きだよ。」

桃時「!」


それを言われた途端、桃時の緊張の糸が切れて、泣き出してしまった。


桃時「う、うん……っ……」


胸の中に詰めていた想いが零れる。父親と母親の悪夢を毎日のようにみていた日々、死にたくなるほど苦痛を胸に中に押し込んだ日々、それらが兎白の胸の中で涙とともに叫び出す。


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兎白「落ち着いたか?」

桃時「……えぇ……もう大丈夫。」


大木にもたれ掛かりながら、兎白は桃時が落ち着いたのを確認すると桃時に質問をした。


兎白「どうして泣いたんだ?聴いても大丈夫か?」

桃時「それは……」


そして桃時は、話し出した。


兎白「……そうか。そうだったのか。」

桃時「…………」


すると、桃時の頭にそっと手を添える。


兎白「よく頑張ったな。」

桃時「!」


頭を優しく撫でる。


兎白「沢山頑張って偉い。頑張って頑張ってその先にお前に逢えたことが本当に嬉しい。」

桃時「うぅ、うぅぅぅ……」


桃時は、再び泣き始め、兎白はまた抱きしめた。

そして徐々に二人の髪の一部が変わっていった。

桃時は、白色に。兎白は、桃色に。


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???「良かったね。二人とも」


大木の前で抱きしめあっている姿をみて、ほんのり微笑む黒髪の少女がいた。


???「好きになるってどんな感覚なんだろう。」


黒髪の少女━━━━「独野黒花」はそう言葉を空中に零し、その言葉は風と共に散った。


天月桃の木とは、樹齢2000年のあの世が作られた時から生えている桃の木である。桃時と兎白の想い出の場所となった。

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