第4話
桃色の髪を持つ「少年?」が暗い部屋の隅で親指の爪を噛みながら密かに怒っていた。
???「……ちっ…………」
扉を開ける音がする。
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???「ふっふっふっ。ようやく手に入れたわ。この……「ピンキーミルキーラビット」のぬいぐるみを!!!!」
桃色の長髪に……白髪を混ぜた髪をひらひらさせながら片手にぬいぐるみの入った袋を持ってウキウキとはしゃぐ「少女」がいた。彼女の名は────
???「おーい 桃時ちゃん〜!!!!」
遠くから彼女の名を呼びながら黒髪に紫色の髪を持つ少女が近づいてきた。
桃時「あら雨花じゃない。パーティの準備はバッチリ?」
そう言われた少女……雨花は、大きく首を縦に振った。
桃時「よし!!じゃあ早くパーティー会場に向かうわよ!!」
雨花「もちのろん!!!!」
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時は遡り、桃時と言われた「少女」がまだ「少年?」だった頃の話。
「何度言ったら分かるんだ!!!!」
男性の怒鳴る声が広い屋敷に響いていく。それと同時に殴る音も。
???「ぐっ……で、でも。アタ……いや、俺は……その…………」
辺りには女の子用のおもちゃのお化粧道具が散乱しており、桃色の髪を持つ短髪の少年?が涙目になりながら男に訴えかけようとしていた。
「お前は絶対男として生きていかなきゃいけないんだ。そうしないとお前は殺されるんだぞ!!!!」
こうやって怒鳴る男は、少年?の父親である。
???「で、でも……」
???の父親「でもじゃない!お前のためにはこうするしかないんだ!!!!言う通りにしろ!!!!」
「桃時!!!!」
「桃時」と言われた少年?は怯えながら小さく縦に首を振った。
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ジャージャーとお風呂に入る音がする。
桃時「…………」
桃時は黙って自分の右側の背中を触った。その背中にはくっきりと深い傷跡が残っている。
桃時「……!クソが……!!!!」
お風呂の桶や椅子を蹴り飛ばして顔を険しくした荒々しい自分が鏡に映ると、その鏡を叩き割った。すると鏡で切った手から血が流れ出てきた。
桃時「…………はぁ……」
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「殺してやる!!!!」
その言葉が響き、桃時の父親がその部屋に来る頃には、血まみれのまだ赤子の我が子が今にも死にそうになっていた。
桃時の父親「な、何てことを……何てことをしたんだ……」
すると血が滴っているナイフを片手に持つ女性がゆっくり顔を後ろに向けた。
???「何てことを?……こいつが……!こいつが……!全部全部悪いのよ!!!!あなたが私にだけ愛情を向けていれば良かったのに……!!!!こいつが生まれたせいですべてが狂った!!!!こいつが全部悪いのよ!!!!」
そう言い放つと、さらにその女性は桃色の髪を持つ赤子にナイフを刺そうとしたが、桃時の父親が取り押さえ、その女性はヒステリックに暴れた。何度も「殺す」と言いながら。
────自分の我が子に向かって。
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桃時「…………あの時いっその事……」
???「こんにちは。君が桃時かな?」
ドアが開かれ、聞いた事のない声が聞こえ、振り返ると白髪の誰かが話しかけてきた。
桃時「あんた誰?」
???「私は、雫というものだよ。閻魔をやってるんだ。初めまして。」
雫と名乗った閻魔は、桃時に近づいてきた。
桃時「何?あんた何しに来たの?俺は見世物じゃないぞ。」
雫「そうだね。君は見世物じゃない。他の誰も君を見世物のように接するのは絶対許されない。他の誰でも君の神生を奪うことは許されない。……例え、衣食住を与えてる親でも。」
桃時「!」
雫「今日は君のご両親とお話するためにここに来たんだ。失礼するよ。」
そう言うと、雫は桃時の屋敷の中を歩いていった。
桃時「おい!何勝手に入ってるんだ!この屋敷には勝手に誰も入れちゃいけないんだ。俺の父親の許可を取らないと……」
雫「それだと永遠に話を聞いてくれることはないだろうね。だから強行突破させてもらうよ。大丈夫。君に嫌な想いはさせないから。」
そう言うとぐんぐん雫は、屋敷の中に入っていく。
桃時「(何か変な奴だな。……でも何というか説得力というかなんというか……)」
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「ふざけるな!!!!」
桃時「ひぃっ」
雫が屋敷の中に入り、しばらくすると桃時の父親の怒鳴り声が屋敷中に響いた。桃時の母親は「あいつ(桃時)なんかのことで話すことなんてない」と話し合いを拒んだ。
桃時の父親「桃時はどこにもやらんぞ!!!!」
雫「あなたは自分の子供を守るつもりでやっているのでしょうが、その自分の愛情の示し方が正しいと信じ込むのはとても危ないことです。子供にとっても。あなたたち親にとっても。自分の「娘」に男として生きろなんて言い続けることが本当に優しい愛情ですか?あなたは自分の奥さんから自分の子供を守ってるつもりなんでしょうが、あなたはただ奥さんも大切だから、奥さんから離れるという行為をするのが恐い。奥さんから離れ、桃時さんをちゃんと桃時さんとして育てると誓うなら、私は黙って屋敷から出ていきます。しかし、それを心の底から誓えないのであれば、私が桃時さんを育てます。どうなんですか?誓えますか?心の底から。」
桃時の父親「お前は他人だろう!!!!我が家と何の関係もないはずだ!!!!なのに何故肩入れする!!!!」
雫「……私の弟子が教えてくれたのだからそれを無駄にする訳にはいかないのでね。」
桃時の父親「何が弟子だ!!!!くだらない!!!!とにかく桃時は渡さない!!!!」
雫「あなたはその狭く温度もない世界でずっと居れば良い。……桃時さんは私が育てます。」
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桃時「…………」
雫「ん?どうしたんだい?」
桃時「いや別に。」
雫「ごめんね。君の意思も聞かず無理やり連れてきてしまって……」
桃時「いやそれは良いけど、おr……いやアタシもあの親には散々な想いをされてきたし、あの家に戻りたいとは想えない。」
雫「……そうか。」
二人は今雫の家のリビングでご飯を食べながら話し合っている。
雫「これから君はもしかしたらもっと辛い想いをしなくてはいけなくなるかもしれない。親と離れることは出来ても、親子という関係は変えられないからね。それが呪いになる人もいる。そんな世界だから。ここ彼岸も。此岸も。これから君も私も君の両親と闘うことになるだろう。」
桃時「…………」
雫がそう言うと、しばらく沈黙が続いた。
桃時「アタシ、ずっと男として生きてきたから今更「女の子」としてなんて生きていけんのかな……」
雫「男としてとか女としてとかに限らず、「桃時」自身の生き方を選んで生きていったら良いと想う。今はそれが分からないならゆっくり探していけば良い。独りで探せないなら私も手伝おう」
桃時「…………分かった。」
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あれから6年が経った。人間で言うと90年程。雫に「会わせたい人がいる」と言われ、雫とその相手に会いに行く。
雫「黒花。」
そう呼ぶと振り向いて黒髪の少女が近づいてきた。
黒花「お師匠様!こんにちは!」
雫「こんにちは。会わせたい人がいるんだ。」
黒花「ん?」
桃時「……どうも」
黒花「あぁ!こんにちは!お名前聞いても良いかな?」
桃時「…………桃時。」
黒花「桃時ちゃん!よろしくね!わたしは独野黒花だよ!お師匠様……雫さんの弟子やってます!」
桃時「はぁ……よろしく……(何で雫さんこの子と会わせたがったんだ?)」
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黒花と桃時は二人でショッピングすることになった。
黒花「桃時ちゃん、何か買いたいものある?」
桃時「…………服屋行きたい」
黒花「おっ良いね!行こ行こ!」
こうして二人は服屋さんに入った。
黒花「わたし、地雷系とかサブカル系パンク系が好きなんだけど……どれが良いかな?あんまりお金使ってないから余ってるんだよね〜桃時ちゃんは何か欲しいものある?」
桃時「…………ゴスロリ」
黒花「ゴスロリかぁ!!桃時ちゃん絶対似合うよ!!」
桃時「ふふっ……そう?」
こうして二人はショッピングを楽しんでいく連れ、距離を縮めていった。
黒花「凄く楽しかった!!桃時ちゃんセンスあるから服のアドバイスとかも聴けたし参考になったよ!ありがとう!」
桃時「どういたしまして。……アタシもまぁ……楽しかったわ。」
黒花「そっか!良かった!」
桃時「まぁ気が乗ったら……また一緒にショッピングしても別に良いけど」
黒花「じゃあわたし願ってる!桃時ちゃんの気が乗りますように……って!笑。あっ、でも、桃時ちゃんの余裕がある時にで全然良いからね!」
桃時「はいはい……またね。」
黒花「うん!じゃあね!」
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雫「どうだった?ショッピングは?」
桃時「まぁ……それなりに……楽しかった……かな?」
雫「そうか。良かった。」
桃時「あのちょっと質問良い?」
雫「ん?」
桃時「もしかして……あの子でしょ?雫さんにアタシの事教えたの。」
雫「!……うん。そうだよ。」
そう言うと雫は、優しく微笑みながら言った。
雫「あの子は君を初めてみた時、とても悔しそうにしてたと言っていたよ。悔しそうにしてた「女の子」と。」
桃時「!……女の子?あの時のアタシの姿をみて女の子だって分かったの?どうして……」
雫「それはあの子の生まれ持っての力だろうね……。あの子が君を見つけてくれたんだ。」
桃時「そう……分かったわ。」
そう言うと、桃時は自室に戻っていった。
桃時「…………おかしな子。」
桃時は優しく微笑みながらこの言葉を落として眠りについた。
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「ハッピーバースデー!!!!」
クラッカーの音と共にケーキも登場し、誕生日パーティーが始まった。
桃時「橙も来れたら良かったのに……」
雨花「そうだね。でも橙ちゃんはケーキみるとパニック起こしちゃうから迷惑かけたくないからってわたしにプレゼント託して参加しないって言ってたからせめてプレゼントは橙ちゃん自身が渡した方が良いし、橙ちゃん独り仲間はずれにするのは嫌だなって想って、ケーキ食べ終わったら連絡して一緒にパーティーすることになってる!」
桃時「そうなの?じゃあ橙も参加するのね。良かった。」
???「みんなありがとな。」
???「もう……もうちょっと楽しそうな顔して下さいよ!兎白さん!」
???「ん?充分楽しんでるぞ?瑠璃人もこういう時に限って気を使わなくて良い。」
この誕生日パーティーは、死神組組長、兎白の誕生日パーティーである。そして瑠璃人は、死神組第一部隊隊長である。
桃時「はいこれ。プレゼント。」
兎白「あぁありがとう。こ、これは……!」
桃時「そ。「ピンキーミルキーラビット」の限定ぬいぐるみ。あんたの推しのピンキーの方。ミルキーはアタシが貰った。」
兎白「ん?何でた?」
桃時「……あんたいい加減察しなさいよ……!お揃いにしたかったの!」
兎白「あぁ。そうなのか。悪かった。桃時。」
雨花・瑠璃人「( ˆωˆ )ニヤニヤ」
桃時「その顔やめないとはっ倒すわよ」
雨花・瑠璃人「すみませんでした!!!!」
橙「あなたたち付き合ってるんですし、多少は致し方ないかと。」
桃時「あら。橙。もう来てたの?」
橙「えぇ。雨花さんから連絡が来たので。」
桃時「えっちょっと待って。アタシが自ら作ったケーキもう食べ終わったの?アタシ一口も食べてないんだけど……(💢'ω')」
瑠璃人「ぎく」
桃時「あんたこういうところに気を使いなさいよ!!」
わいわいがやがや。こんな感じで朝方迄続いたそうな。
ここからはキャラ設定と劇中のアニメキャラ設定です!
桃時 (とうじ)
時を司る神様。自他共に認める容姿端麗な少女の姿をした神様。
性格→いろんな男性の獄卒や神様にかわいさを見せつけ、逆ナンしたり、桃時のかわいさに落ちた男性に高いもの(アクセサリーや服など)奢らせるなどあざとく、小悪魔的な性格をしている。そして体力がなく、運動神経がほぼ皆無。しかし、神様として仕事は真面目に行っており、(あまりにも不純なことをしていると兎白に呆れられるため)仕事での勤務態度は日頃の行動からは比較にならないほど目を見張るものがある。雨花とは雨花が雫に弟子入りして大分経った頃からの仲で雨花が女子なのに珍しく、(大体の女子は桃時に対して、冷たいか愛想笑いされるなどと言った態度なので)穏やかに接し、何か裏があるのではないかと思ったが、無理矢理合わせてるような態度もしなかったため、(そして、雨花が雫に桃色の存在を話したことを知ったのと、最初にすれ違った時から自分を「桃時」としてみてくれていたこともきっかけで)雨花と接していくにつれ徐々に心を開いていき、桃時の初めての女友達になった。(雨花は逆に桃時の自分の容姿に自信がある姿が少し羨ましく、憧れていた)橙とは雨花経由で紹介され、最初はピリピリとした空気が二人の間にあったが、仲良くなっていき、とっても気の合う友達になることができた。死神組の兎白(とはく)と付き合っており、最初自分の自意識のため、ナンパ待ちしていた所を兎白に邪魔をされ、桃時は怒ったが兎白がお詫びとして桃時と流れで一緒に出かけることになり、桃時は他の男性とは違い容姿ではなく自分の中身を見ようとしてくれる兎白のことを徐々に意識し始める。兎白も、桃時の中身が徐々に可愛いと感じて、そして、桃時が告白をし付き合い始めた。(天国の樹齢2000年の木の前で桃時が告白する姿はいつものあざとい性格とは全く違う純粋に好意を伝えたその姿はとても愛らしいと兎白は思ったらしい)神通力、妖術は全体的に低めだが、神通力の中の1つの技「時雨」という時を好きなように時を操作することの出来る技に特化している。(具体的に言うと時をいくらでも戻したり進めたり止めることが出来る。この技は魂にとても負荷のかかる技で「神堕ち」するリスクが特に高いため、使用者は細心の注意を図って使用しなくてはならない。しかし、そんなハイリスクな技をいとも簡単に魂にあまり負荷をかけることなくできるのが桃時である。桃時の家は代々時に関する神通力に特化した家で、通常、時に関する神通力は先程言った通り本当に魂に負荷がかかり、「神堕ち」するリスクが高いため簡単に使えないのだが、桃時の家は魂にかかる負荷に耐えやすい性質を持った魂で生まれる神様が多いため、桃時も比較的簡単にこの技を使うことができる)この技において桃時の右にも左にも上にも出るものは今のところいない。もし、雨花、兎白、瑠璃人のように修行を行った場合、歴代のあの世を代表する神様の実力と並ぶ可能性があるため、周りから修行をするように勧められているが、修行は暑苦しいイメージがあるようで、また、神様の修行はほとんど男子で構成されているため、(たかったり貢がせるのは良いが、男子の中でずっと過ごすのは嫌な模様。)絶対に嫌だと言っている。
過去→雨花や橙とは違い、神様から生まれた生まれ持っての神様である。桃時の母親は桃時の父親をとても深く愛しており、しかし、その愛情は歪んでいて桃時の父親と桃時が同じ空間にいるだけで桃時を殺そうとするほどとても嫉妬深く、自分の娘でさえも目の敵にしており、ある日、桃時の父親が桃時を抱き抱えてる姿を見てヒステリックになり、父親がいなくなった隙に、桃時を殺そうとし、桃時が1歳(人間で言うと)桃時の背中を自身の力で作成したナイフで刺し、桃時の右側の背中にはくっきりと傷跡が残っている。(そのため、桃時は右腕を上げ後ろに持っていくことができなくなってしまった)(通常神様は傷を負っても跡も残ることなくすぐ完治するが、神様が持つ力。神通力(神様の使う妖術も含まれる)で傷を負った場合、必ず傷が残り、攻撃したもののその時の心情(それが憎しみであれ、嫉妬であれ、怒りであれ、哀れみであれ)が深ければ深いほど傷が通常の傷跡よりひどく残る)そのため、桃時の父親は桃時を守るために、桃時を男として育てることにした。桃時が弱音や女の子らしい発言、行為をした場合、殴る、ぶつなどとても厳しく育てていた。(桃時の父親は殴ってしまった後、桃時の見えないところで申し訳なさそうに泣いていた)しかし、それを見かねた雫が声をかけ、(雫が声をかけたきっかけは、いつも桃時の屋敷内にある庭で悔しそうに親指の爪を噛んでいる「女の子」がいると雫に話したこと。(この時、少年の姿をしていた「桃時」を「少女」と認識できたのは、雨花の人の心の機微に敏感なことが理由。))桃時の心の声を聴いてくれたおかげで少しずつ桃時は自分らしくしていいんだと思えるようになり、雫が桃時の両親から桃時を引き取り、神様として独立するまで育てた。(引き取るまでもたくさんの試練があったが、雫が一生懸命闘い引き取ることに成功した。そして、引き取るまでの期間は、6年以上かかった。(人間で言うと90年間ほど))今では、今までの影響のせいか、反動でやりすぎなくらい女の子らしくなっている。
容姿→身長:144センチ 体重:38.4キロ
雨花、橙の中では二番目の容姿。
背中の半分くらいの長髪で、白髪が混じった桃色の髪をツインテールにしており、(時々ハーフツインテール)巻き髪になっている。(本人が巻いている)初期は桃色のみだったが、兎白と付き合うようになってから髪の一部が白髪に変化した模様。
目は濃いめの桃色で、ほんの少し垂れ目気味。綺麗な二重でまつ毛が長い。スタイルは橙ほどではないが、良いほう。
服装は薄い桃色と黒を基調としたゴスロリ服を着ている。(本当は勤務用の服(袴)を着用しなければならないが、あまりにも仕事が優秀のため、(やる気はないが、潜在能力がとてもある。)桃時のみ暗黙の了解としてゴスロリ服の着用が許可されている)
誕生日→3月3日(あの世で誕生した者の西暦が記されないのはこの世とあの世とでは時間の流れが違うため明確な西暦が決められないため)
あの世では「ピンキーミルキーラビット」という2匹の兎の男の子のキャラが出てくるアニメが大人気で、ピンキーとミルキーは付き合っており、ピンキーはミルキーが他の兎と仲良くしてるとその仲良くした兎を裏で拷問をするとっても嫉妬深い兎で、でも拷問していると安心するらしく拷問するのが大好きな狂気な兎。ミルキーはそれを実は知っているが自分が仲良くしたものを拷問してる事実が愛されてると感じてピンキーの奇行を知らないフリしてわざと他の兎と仲良くしてピンキーからの愛を深く感じたいと考える歪んだ愛情を歪んだ受け取り方をするこれまたミルキーと違った狂気な兎。この2匹の兎の歪んだ共依存をゆるく描いたアニメ。
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