第13話 猛攻
周りが濃い霧で包まれた。
「ヤバイ、めまいがする。(軽い脱水症状だ、水分を使い過ぎだ。まだ、この能力使うのには練習が必要だな)」
そしてハイドレーションパックから水分を取り、そして向かった先は……カズと戦っかている星の背後だった。
「старший брат.позади!」
霧が晴れて琳が叫ぶ。
「背中がお留守だぜ兄ちゃん、コレでも喰らいな」
指先に力を込めて発剄を放つ。
バチッーン
辺りに激しく火花が散る。
「(2秒、いや、1秒でも良いコイツの動きを止めれば良い、そうすればきっとカズがやってくれる)」
そして、カズの目がまた光り星に急接近した、次の瞬間目の前が光りに包まれた。
ドカァーン
そして僕もろとも吹き飛ばされた、コレは流石に予想外である。
「ケホッ、お前ぇこのアホぉ!何で俺ごと吹き飛ばすんだよ!」
「なんや、生きてたんかついでに死ねばよかったのになぁ〜」
「なんだと、このクソガキィ覚えとけよ!まぁいいや、軽症だし。でも、相手は無事じゃないだろうな」
そして星に目をやると、なんと星は立っていた。
「嘘だろ、、」
でも、左手が無かった。
「コイツ、爆発の直前に腕を入れたのか」
でも立っているのがやっとだったみたいだ、すぐに地面に倒れ込んだ。
「よくもстарший братを!!」
「おいおい、逆恨みは辞めてくれよ、やったのはカズだろ?」
「шумный.замолчи!」
琳が鎌を振るが、某は軽々と躱した。
「(動きが鈍いな、こんぶが投げた手榴弾が今聞いて来たか)」
「ハァハァ、何でだ体が思う様に動か無い」
「(脳内麻薬のアドレナリンが持つのはせいぜい5〜8分ほどだ、そこからじわじわと痛み始める、この勝負は僕らの勝ちだな)」
「カズ!星に手錠をかけろ!」
「あぁ、分かった」
そう言ってカズは倒れている星に走って行った。
「城守 一(しろもり かず)能力はNitroglycerin(ニトログリセリン)とBarrier(バリア)、そして兄の城守 永夢(しろもり えむ)能力はWeather(天気)か、弟の方は俺らにとって相性が悪いな」
「何でお前が僕も知らない弟の情報知ってるんだよ、それと僕は今は天宮だ」
「フッ、そんなのはどうでも良い。それより早く決着を付けようじゃないか」
「望むところだ!」
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