第7話 準備万端
こんぶに呼ばれ学校の地下室に連れて行かれた。
「おいマジかよ、こんな沢山の武器を学校が保有してて良いのか?」
その問にこんぶが答えてくれた。
「まぁ国から金貰ってるからなぁ」
「国からって?何で貰えるんだよ?」
「俺らみたいな能力者が日本中で暴れ回ったらどうするだよ?だから俺らがいてそいつらを退治する、いわゆるヒーローって奴だ」
「まぁ良いや、そんな事より早く支度しろ」
「おうよ」
話しを終えて二人で奥の部屋に入るとそこには僕の求めていた物があった。
「あ、これは」
そこにあったのは押収されていた武器達だった。僕はすぐに着替え、リグを着用した。そして左前腕に六角手裏剣を四本入れ、肩のナイフポーチにスペツナズナイフを入れた、そして腰にコルト.ガバメントとカランビットナイフを2本忍ばせた。そしてショルダーホルスターを着用すると青木が話し掛けてきた。
「永夢、お前えらい古い銃使ってるな」
「ん?あぁ、コレか?」
そう言うと、僕は机の上からウェブリー・リボルバーを持ち上げた。
「そうそれ、ガバメントはカスタムの種類が多いから、まだ分かるけどソレは古過ぎるんじゃねえか?」
「ハハッ、そうかもしれねぇな。でもこれは貰った物なんだ、僕はどうしてもコレを使いたいんだ。そんなの言ったらこんぶだってモーゼルC96だぜ?あれも古いだろ?」
「フッ、たしかにそうだな」
「それより青木ちょっと手伝ってくれないか?そこにあるハイドレーションパックに水を入れてくれないか?」
「あぁ、良いよ、どれくらい入れたら良い?」
「満タン入れてくれ」
「え?満タン4リットルはあるよ、永夢そんなに水飲むの?」
「違げーよ、能力で水を使うの」
「あーなるほどね」
「じゃあ青木、お前は武器何使うんだよ?」
「あー僕?僕はここにあるやつ全部だよ」
ドサッ そう言うと青木は机の上にボストンバックを置いた、中身を見るとそこには一つ一つ丁寧にカスタムされたM4やMP5K、M24があった。
「お前一人でこんな沢山いるか?」
「いるよそりゃあね、クローンに持たせるからこんぐらいは無いと足りないんだよ。」
それはそうかと納得していると、先生が大声で皆の事を呼んだ。
「おーい皆、早く輸送車に乗れー」
そう言うと、各チームずつで車に乗り込んだ。
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