第28話

春からの有益な情報と、くだらない話を

聞いていると学校が見えてきた。


下駄箱で上履きに履き替え

そのまま教室へ向かった。



1〜4限の授業を適当に聞き流し、

お昼の時間を待った。


4限終了のチャイムが鳴ると同時に動き出す生徒。


俺も立ち上がり春の席へと向かう。

その時に今日持ってきたストールの入った紙袋を持った。


俺が近づいたのに気づくと春が

「今日食堂?それとも購買でなんか買う??」


察しのいい春は、俺の手に持ったモノを見ながら選択肢を増やしてくれる。


「購買で買って保健室行ってみる」


「じゃあ僕も今日は購買にしよ〜っと」


きっと一緒に食べれないと気付くも

俺に合わせてくれる春は中々優しいやつだ。



先に向かうは購買。

食堂のすぐ隣にあるが、ハル曰く

毎週金曜日は人気のパンがある日で

購買が賑わっているらしい。



見えてきた購買は、レジのおばちゃんが

見えないほどに人が賑わっていた。

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