第8話

「(ひぃぃ!!やっやらかした…)」


体のダルさも二日酔いじゃなくもしかして、

もしかすると情事後のだるさだと思うと

今の姿にもとても納得がいった。


ベットから降りてどこかへと行っていた

男が寝室へと帰ってきた。


わたしの方は水を投げ渡す。


慌てて受け取ると


「やるよ。喉渇いてんだろ。」


「ありがとう…ございます。」


冷たい水で喉を潤す。

男は下に黒いスウェットを履いているが、上半身は裸だった。

昨日は座っているところしか見ていなかったが、身長もわたしより20センチほど差があるように見えた。


引き締まった身体に見惚れていると、

男が近づいてきて


「そんなに見て、またヤりたいのか??」


と、言い起こした体を押し倒してきた。



唇にキスをされるかと思いきや、

耳に唇を這わせてくる。


「ひゃっ…」


思わず声が出てしまい

体を捩り逃げようとするが

両腕を掴まれ頭上に片手で拘束されてしまった。


耳から唇を滑らせ首、胸へと寄せると

肝心なところは触らず、

周りばかりを優しく食んできた。


こちらの様子を見てピンと立ち上がる頂きを

口に含まれる。


「んぅ…」


待ち望んでたかのような快感で

甘い吐息は隠せなかった。

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