第3話
あれから少し経って俺たちは二人で帰ろうとしていた。
「祐介く〜ん!!」
告白されたからというもの、優香は甘い声で俺に近づいてきては抱きついてくる。
確かに最高であるが、流石にボディタッチのしすぎで俺の"何か"が壊れてしまう感じがした。というか壊れる寸前だ。嬉しい、だが助けてくれ、、
「な、なぁ、少し離れてくれないか、仕度できないんだけど、、」
「え〜、まぁいいじゃん!!」
「、、よくは、ないけど、、」
俺は、優香に邪魔をされながらも、帰る支度をした。
やっとのことで帰る支度を終え、俺たちは玄関に向かっていた。
「本ッ当にお前さっきからテンション高いな、、」
「そりゃそうだよ!!だって今日から、祐介くんが私の彼氏だなんて、、もう本ッッッ当に最高だよ!!」
「なんかそう思ってくれると、ちょっと照れるな、、」
「へぇ〜、祐介くんって本当に可愛いなぁ〜」
彼女のいつものからかいをされながら、靴を履き替え、外へ出た。
ポツ、、、ポツポツ
外へ出た途端に、数滴の雨が額に当たった。
「あ、、雨だ、さっきまであんな天気良かったのに、」
「まぁ、少し足早に帰ろ!、祐介くん!」
俺たちは少し足早に学校を出て、家に帰ろうとした。時間が経つにつれ雨は止むことがなく、逆に雨が降る勢いは更にまして、さっきまでの快晴とは裏腹に今では雷が鳴るほどの土砂降りになっていった。
「うっわすっごい降り始めてる、、俺ンちまだ遠いよ、、」
「私の家ここから近いから私の家で雨宿りしよ!」
彼女はそういうと俺の手を掴み、持ち前の走力で雨が降っている中、走り出した。
彼女と走ってから5分くらい経った頃、優香の家に着いた。
「雨がひどくなる前に入って!!」
「ちょ、、、ちょっと、、、走るの、、、早すぎ、、」
「祐介くんもうちょっと走ったら?こんな距離走っただけでバテるって可愛いねぇ〜、さ、早く入って!」
彼女は走り疲れている俺の手を再び掴み、彼女の家の中に引っ張っていった。
「ハァ、、はぁ、、ありがとう優香、、」
彼女に手を引かれながら彼女の部屋へと入った。
カチャッ、、
彼女が部屋に入ると彼女は何故か部屋の鍵をかけた。その瞬間、彼女は俺の手首を押さえてベットに倒し込んできた。
「はぁ♡、やっとこれで祐介くんを独占できる、、、」
「、、、、、え、、?」
俺は突然のことで今の状況を把握できなかった。彼女の手をほどいてどうにかしようとするも、彼女の力が強すぎてこの状況を打破することができなかった。
「手をほどこうとしてるけどほどくコト、できなかったね、、」
「え、、、なんでこんなこと、、してるの、、?」
「まぁまぁ、そんなに怖がらないでよ、、怖がっているところも可愛いね♡」
彼女はそういうと、俺の手首足首を近くにあった縄で縛りつけた。
「これでもう逃げることはできないね、、そんなにもがいてなんで怖がってるの?今から
"イイコト"しようとするのに、怖がらないでよ〜」
彼女はそういうとカッターで俺の着ていた制服を切り、ボロボロにしてきた。
「ちょっと!!!何してるんだよ!!」
俺はそのことで意識がはっきりし、どうにかもがいて抵抗した。
「ちょっと動かないでよ!、そんだけ私に傷つけられたい?祐介くんって変態さんなんだね〜♡」
どうにかもがいて抵抗しようとしたが、彼女の持っているカッターで切られることの恐怖で体を動かすことをやめた。俺はただ彼女の歪に笑っている顔で服をボロボロにされるところを見ることしかできなかった。
それから3分くらいが経ち、俺の服はビリビリになって、体の至る所が露出していた。
「祐介くん♡服ビリっビリで素肌がたくさん見えるね♡」
「///あんまり見ないで、、、、、やめて、、、」
俺は恥ずかしさのあまり露出しているところを隠そうといたが手が使えないせいで隠すことはできなく、ただやめてと懇願することしかできなかった。
「はぁ♡、祐介くんが恥ずかしがっているところ、とっても可愛いねぇ♡」
彼女は濡れた服から携帯を取り出し俺の姿をカメラで連写した。俺はその恥ずかしさが限界を突破し、頭が真っ白になっていた。
「あれ?祐介くん、嬉しすぎてお漏らししちゃった?、はぁ♡、もう本ッ当に可愛いねぇ♡よしよしぃ♡
じゃあ、今日からよろしくね、私のペットの祐介くん♡」
学校1優等生な生徒会長と付き合ったら愛が歪んだ学校1のヤンデレ女子だった。 Kz幸(カゼサチ) @Kz7sati
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