Chapter 1-2 座学 要約
座学の内容は概ね次の通りとなる。
1.ハンター協会の成り立ち
元々は魔力持ちを養成するための機関「
現在の形式…仕事としては各地区に住んでいる人の困りごとや厄介ごとを代わりに
引き受けるための組織となるそうだ。
ハンターという名称だと何かを狩ったりするものかと、当時散々な言われよう
だったそうだけど、今では馴染んでいるとのこと。
その他、各地区の運営も行っている(これは施設に居るときに勉強で出た)。
名称は付けた人の思い付きだそうだ。
2.仕事について
ハンターランクに応じて各地区の仕事を受注できる。
仕事の成果に応じて報酬とポイントが付与される。報酬はランクが低いうちは
多くないが、ランクが高くなるに合わせて報酬が増えるそうだ。
報酬は仕事依頼者がハンター協会に支払い、仕事を受注・完了したハンターに
支払われる。
ランクC までは協会側はマージンを取らないらしいが、受付にて
一部寄付をするとちょっとだけ受付の事務員は優しくなるという都市伝説が
あるらしい。
仕事を失敗した時は、逆に損失額を支払う必要があるとのこと。
20年間の各地区統計で出すと、5%にも満たないそうだが、失敗でかなりの額を
支払う時も有るらしい。
3.仕事の受注について
各地区の受付で行うか、支給される端末から行える。
支給端末は物理端末のみとなるらしい。
各地区の受付の場合、受付窓口の横に大きいタッチパネル式の電子ボードが
あり、そこに表示されるようになっている。
私がさっき受付に居た時は無かった様に見えたんだけど、起動しているとき
のみ、透明なスクリーンが表示されるようになっているそうだ。
そこから選んで受付に行って受注できるらしい。
端末については以下の通りとなる。
4.端末について
魔力を持たない一般人用には、皮膚にシート状に張り付け、そのまま使用
したり、専用の眼鏡を掛けたりコンタクトレンズを付けたりして前面に
表示させたりできるのだが、魔力持ちとは相性が悪い。
魔力を行使するときに変に干渉し、壊れることが多々ある様だ。
また、体に埋め込んで使用する物に関しても同様であるそうだ。
…私も、施設からは物理端末のみの支給だった。
(どうも、魔力と機械は相性関係が今一のようで、早期解決のため
研究はされているらしい)
端末と一緒にケースも渡される。
カラーなどは好きな色を選択できるので 事前に決めておいてほしいとのことだ。
ケースにはライセンスカードも収納できるようになっている。
支給端末は一般回線とハンター専用回線があり、ライセンスカードを近づけて
読み込ませることにより専用回線が使用できるようになる。
仕事の受注・完了報告については専用回線を使用する形となる。
(専用回線接続時のみ、ハンター協会のアプリが起動できるようになっている)
5.仕事の完了報告について
仕事受注時と同様に、受付か端末で行う。
ランクが低い間は当日中に報告が必要らしい。
過去に、報告を忘れていた人も居たためとなる。
早いうちに報告の習慣化させるためとのこと。
6.ハンターランクについて
ハンターランクはFから始まり、ミセレイニアスポイントを一定数貯めると
ランクアップできる。
各ランクは、以下となっている。当面49地区で行うのでその内容で説明を受けた。
F…担当地区内の簡単なお仕事
(ハンター協会から徒歩で行ける範囲内。高級街以外はどこでもOK)
E…ランクFから危険度がちょっとだけましたお仕事
D…ランクDと難易度は変わらないが少し複雑な内容となる。
また、所属地区内ならどこの仕事でも行えるようになる。
(高級街もOKであり、本土も行けるようになる。)
C…他の地区の仕事も受けることができる。
(ただし、難易度がBよりの仕事は、取得ポイントが一定数以上のみ受注できる)
B…他の地区の高難易度の仕事を引き受けることができる
A…世界に何かしら影響を与えることを成し遂げた場合に付与される
なお、ランクC以下は、一定期間仕事をしていないとポイントが抹消され
ランクダウンする。
特別な事情がある場合は免責されるので申請が必要。
ハンター協会に属すのみの人はランクFのままとなり、
一定期間仕事をしていない場合は、保護期間に突入する。
保護期間に入るとライセンスカードは協会側にて保管となる。
初めから試験だけ合格し、ハンターライセンスカードを預けて
保護期間に入る人もいる。
魔力持ちとして保護してもらう必要があるのにカードを預けていると
対応してくれなくなるのではと思ったが、所属してしまえば犯罪等を
起こさない限りは無条件で保護してくれる。
7.ミセレイニアスポイントについて
仕事の成果によって変動する。
ポイント数やランクアップに必要なポイントについては入会後に
教えることになるとのこと。
早く上のランクに上がりたいなら、きちんと仕事を行う必要がある。
きちんと行い、依頼者が納得したなら、ポイントはマックスで出るそうだ。
最も、F~Dの仕事はそこまで依頼者と親しくはならないそうだが、
発言や態度には気を付けておく必要がある。
依頼者によっては上のランクでもお世話になる場合や、指名してくる時も
あるためだとか。
と、仕事をする上では当たり前のことになるからきっちりするようにという
説明だった。
8.ハンターライセンス証(カード)について
入会後に渡されるそうだ。
魔力を流し込むとホログラムでカードに登録されている持ち主の全体像と
名前が 表示される仕様となっている。
それ以外の個人情報は端末で読み取りすることができるとのこと。
仕事の依頼者や、一部の行政機関、また各地区に入るときは提示しないといけないらしい。
各地区に入るときは一般人は直ぐに、魔力持ちはチェックにかなり時間が
かかるのだが、ライセンスカードがあればチェックを簡略化できるように
なるそうだ。
(私がここに来るとき、事前に貰っていた書類が無かったらもっとかかっていたって
ことなのかな)
これ以外の話していない内容があるが、入会後に行うとのこと。
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