第31話 中間考査


そろそろ、学園の中間考査が始まる。


学園の中間考査の方式は、現文、古文、代数、幾何、地理、歴史、公民、生物、物理、化学、魔法の筆記試験、魔法、近接戦闘、遠距離戦闘の実技。


さらに追加加点で、実技のトップ10が総当たり戦。


トップ3に加点が入る。


こんな感じ。


ちなみに、各学年トップ5は、学年混合の総当たり戦があり、トップ15までは分かるようになっている。



いつも通りやれば、いつも通りのように…なるはずだったのに。


なんで、こうなった。


僕の部屋に、あの時の人たちが、集まっている。


はたから見れば、学園の優等生の勉強会。


僕からみたら、不法侵入。


受付のおばちゃんをノアが言いくるめて、鍵をもらってきたらしい。


帰ってきたときは驚いて、魔法を撃ちそうになった。


エーカ様といい、彼らと言い、、、


変わらんな。



まぁ、エーカ様よかマシか。


ちゃんと、勉強しているあたり。


効率は悪いけれど。



確かに、座学も大事。


だけれども、実戦で経験を積むほうが、100倍効率がいい。



僕は、『兵隊を1から学ぶ!基礎編』を読みまくり、それを実践する。


これが、試験勉強。



楽だし、何よりも一番勉強になる。



で、彼らにその方法を教えてみたわけだ。


するとどうだ。



この、伸び具合である。


例えば、近接戦がほとんど(僕たちの中では)できないクロコさんが、ノアレベルまで強くなり、回復魔法の練度が格段にアップした。



これ以上の人に、教えるのは辞めておこう。



常識が狂ってしまいそうだ。


===

※クロコ視点


この本、やばい。


これまで、できなくてあきらめてきたものが、いとも簡単に手に入る。



でも当然、これは『基礎』にすぎない。


そこから、伸ばしていく能力のツリーを作り、得ていく。



努力すれば、するだけ伸びるではなく、工夫すれば、するだけ伸びる。



待っててね、みんな。


すぐに追いついてあげるから。



全力で、みんなとの差を、縮める。


私の、私だけの、強さを、手に入れてやる。





楽しみだね、みんな。


次の、中間考査が。



===

その頃、カイルをはじめとする先生たちの、地獄のテストづくりが始まっていた。




===

数週間後。

今、世界最高峰の学校の、最高レベルの、ハイレベルな、戦いが始まる。



第2学期、中間考査、明日から開始。




===

第31話投稿しました〜!


1500PV到達…!

感謝です!


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読んで頂き、ありがとうございました~!

<(_ _)>ペコッ









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