第17話 夕飯!

なんだかんだあって寮住まいにすることにした僕。(わからなかったら16話を観てください)


母さんの許可は得ているため、憂いはない!




…なら良かったんだけどねぇ。


一つ失念していた。


そうだ。こいつがいたんだった。


「ねぇねぇ、もう一回やり合おうよ、ねぇねぇ!」


そう、ルーク。お前だよ。


どこで知ったのか、部屋の前で待ち伏せされていた。


何も知らない僕と顔を合わせた瞬間これだ。

部屋にはいれもしない。


この際仕方がない。


大量の食材をもらったため、ノアと僕で一緒に夕食を食べる予定だった。


ノアも僕も貧しかったため、料理が上手なのである。


ルークにも食わせてあげよう。





僕はメインを、ノアが前菜を、そして待っているのが辛かったのかルークがデザートを作る。


何を作ろうか。


うーん。


あ、確か受付のおばさんからもらった牛肉があったな。


よし、牛料理を作ろう。


まずは分厚い牛肉を3等分にし、弱火でじっくり加熱する。


牛肉を焼いている間に、ソースを作る。

ブルーベリーを絞り、そこにすりつぶして加熱し、液体状になった人参、砂糖を入れる。

ソース完成。


それと、コーンをバター焼きにしたものと、ほうれん草の胡麻和えを作る。


牛肉から取っただしと余ったコーン、人参を入れ、野菜スープを作る。


うん。いい感じ。


料理って楽しいよね。


仲間で肉に火が通ってきたら、鉄板に肉、コーンのバター焼き、ほうれん草の胡麻和えを乗せて、焼く。


肉に焦げ目がついてきたら、完成。


さて、ノアは何を作っているのだろう?


ノアの方を見る。


…すごい。


高級レストランとかでよく見る、とっても見た目の良いサラダ、何かは分からないけれど魚のカルパッチョ、小さめのパスタ。


やばい。こうやって見ると僕の料理がかなりしょぼく見える。


ただ、最大の問題が残っている。

ルークである。


あいつ、料理なんてしたことあるのか?


いや、ないな。


ルークの方を見る。


…え?


なにこれ。


めっちゃおいしそうなんだけど。



お店で買うようなイチゴのショートケーキ、カスタードプリン。それにバニラアイス。


あっ、バニラアイスにチョコソースが少しかかった。


そこにクッキーが刺され、イチゴとブルーベリーが乗せられる。



ゴクリ。



めっちゃ、おいしそうやん。



何こいつ、この性格で料理できんの?



ま、まぁ!


早くご飯を食べよう!


===

第17話投稿しましたー!

これから3話くらいのほほんとした話が続きます。



さて!少しでもこの作品が面白そうだなとか、続きを読みたいな等思っていただけましたら、☆3つ評価と作品フォローをして頂けますと幸いです!


読んで頂き、ありがとうございました~!

<(_ _)>ペコッ

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