用語集:基本事項(第二部)
異史:三千世界・時諦(6)、永輝(9.5)の舞台。名前の通り異なる歴史であるが、存在しないはずの歴史というニュアンスではなく、あくまでも同じ世界・同じタイムラインの中の、主流でない時間軸というだけのことである。正史と比べ、
・コルンツの双子が和解していない
・ホシヒメとゼロが友好関係を築けていない
・本編で言う第一部で完結する
・上記の都合上、明人が完全に死亡する
・燐花が登場しない
・アリア、エルデがアイスヴァルバロイドである
・白金零の口調が違う
などなど、大きなものから些細なものまで、多くの相違点がある。最終的には超越世界の創造に巻き込まれる形で正史もろとも消えてなくなった。
時間統合論:シフル(人名)が行おうとしていた救済システムの名称。この物語は、世界はひとつの太いタイムラインと、それに追従するいくつもの分岐で成り立っている。故に、過去・未来を改編しようと新たな分岐が生まれるのみで、既に発生した事象には影響がない。それどころか、世界に与えられたキャパシティを無為に消費するために、余命が縮まることになる。この時間統合論では、時の十二要素を利用することで全ての時間軸を集束させ、たったひとつの時間軸を進み続けることで世界を延命させるのである。尤も、本編で何度か言及されている通り、所詮は終わりを先延ばしにしているに過ぎない。
旧Chaos社:第一部の決着後、バロン・エリアル両名によって浄化された世界にて発生した、Chaos社の残党。明人の理念を叶えると言うよりは、月城燐花の妄執によって動いていると言う方が正しい。浄化後の世界で度々各地へ襲撃を行っていたが、明人を誘拐したことでバロンに組織構造がバレ、大規模な戦闘を行わざるを得ない状況となった。
メビウス化:深層心理と表層心理を強制的に融合させ、その人間の本性を引きずり出すプロセス、及びその状態である。この状態では、感情エネルギーの発露が大きくなり、本人が最も望む欲望に従う。
メビウス因果固定論:メビウス化した人間は、シフルエネルギーを肥大化した感情によって励起させやすい状況にある。それを利用し、超複合新界にて外部を覆う無明の闇や次元門と融合させることで、次の世界まで前の世界の人間を生き残らせる方法である。が、こちらの方法も、生きている人間が多いと言うことはそれだけ多くの分岐を産み出すと言うことであり、それは世界の寿命を多く消費させることに他ならない。
超複合新界:世界の残命が尽きるとき、宙核を迎え入れて新世界を産み出すための、世界の前段階。今まさに滅びた世界のあらゆる要素が空島のように漂っており、周囲は次元門ではなく無明の闇が覆う。即ち、新たに生まれる世界の数だけバロン・エウレカがおり、同じ数だけのエリアル・フィーネが存在すると言うことである。
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