第5話
なつやすみ、さいごの日、
わたしは、ある計画をたてていた、
「え、さいとうサン、なにこれ?」
さかぐちクンは、おどろいたかおをした、
「レンタカー、いまから、うみに、いきます、」
名付けて、きょうは、さかぐちクンをたのしませようの会、
「え、海?なんで?っていうか、運転できたの?」
「…めんきょは、…もってる…、」
さかぐちクンは、ごうかいに、わらった、
「待って待って、怖いって!おれが運転するから!」
さかぐちクンにたのしんでほしいから、
ほんとは、わたしが、ぜんぶやりたいけど、
「ね?いったん席変わろ?」
さかぐちクンのかわいさにやられて、
わたしはしぶしぶ、運転席から、おりた。
場所は、車で30分くらいの、
ちいさな海。
車のなかでは、
なつの、ヒットソングメドレーをながして、
なんでもないような、はなしをした。
あしたから、9月が、はじまるけど、
まだまだ、あつさがのこるんだろうな、と
ひとりで、おもった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます