オタサーの姫と、オタクに優しいギャルと、パパ活メンヘラ地雷系と、あざとい小悪魔系後輩と、ヤってしまった。なおカノジョたちの傍にはBSSしている主人公っぽい陰キャがいた模様やべぇオワタもう遅い!
第5話 お隣の小悪魔後輩をいつの間にかちょろビッチにしてしまった件(前)
第5話 お隣の小悪魔後輩をいつの間にかちょろビッチにしてしまった件(前)
あざとい後輩ちゃんは俺のほっぺたにキスした後、自分の頬を擦り付けてくる。
「きゃーせんぱいのお顔ちょっとひげ生えてる!じょりじょり!ふふふ」
じゃれついてくる様はとても可愛らしいのだが、どうしてこうなったのかおれは例によって覚えてない。
「いますごくぽわぽわしててぇなんかすごくキュンキュンです。なんでですか?自分で触っても気持ちよくなんてなかったのに、本当に他の人を中に受け入れて。それで幸せな気持ちになっちゃうなんて不思議」
あれぇ?なんかまたいやなぁニュアンスを感じたぞー。俺は布団を捲る。するとそこには!そこにはぁ!!!!!あああ!!赤いシミがぁ!!いや。これはあれだ。あれだよ。そう!痔だ!きっと俺はいつの間にか痔なっていたんだ!それで血が出ちゃった…。とかだよね?そうだよねぇ?!
「まあお前が今まで経験してきた男たちなんて俺に比べればボーイだからね」
こいつが高校時代よく男子とつるんでいるところを見たことがある。男子と一緒によくデートしてたっていう噂も思い出した。きっと男好きの淫乱ガールに決まってる。だって男子の太ももをブラちらしながら拭いちゃうような女なんだぜ?
「え?わたし先輩がはじめてなんですけど。あー!もしかしてわたしのことビッチだと思ってたんですかぁ?!ショックなんですけど!」
またしてもヴァージンを引き当ててしまった。どんだけだよ!どんな確率?!後腐れのないエロかわビッチさんはこの世にはいないんですか?!うわぁ何も考えたくねぇ。というかこいつの名前も知らんのに…うがぁ。この世に神はいないんですか?!
「でもぉ相手の経験とか気にしないの大人っぽくて素敵」
「だよねーはは!」
めんどくさくなってきた。俺はあざとい後輩ちゃんの唇を奪う。
「ん!…ちゅ…もう…せんぱい…あん…っ…うぅっ!」
そして俺はそのまま彼女をとりあえず抱くことにしたのだった。
俺の名前は高橋松吾郎。手先がちょっと起用で絵を描いたり粘土をこねたりするのが得意だ。今俺は田村さんと一緒に次に創るマンガとそのキャラクターのフィギュアについてネット越しの通信で相談していた。
『でね。次はこう強引な男の子がリードするみたいな感じにしようかなって』
「あれ?でも田村さんってそういう乱暴な男嫌いって言ってませんでした?」
田村さんは高校の頃もクラスの人気者だったけど、乱暴者の一軍男子とかとは会話なんかをしなかったことで有名だ。良くオタクを揶揄う男子たちに啖呵を切って睨みつける姿は本当にかっこよかった。
『いや。乱暴じゃなくて。ゴーインなん感じ!女の子が何か言う前に唇を奪ってくるようなそういう系!』
「でもそれって相手の意思踏みにじってません?なんか今までの田村さんの作風と違うと思うんだけど」
「…だって…」
画面の向こうの田村さんは額に手を当てて何かを考え込むような様を見せた。
『でもやっぱり男の子がリードするみたいな感じが自然じゃない?女の子は黙ってついていくみたいな?』
「でも最近の流行りは元気のある引っ張ってくれる女の子って田村さんが言ってたのに?そういうキャラが好きでコスプレもしてたのに。なんからしくない気がします。調子悪いんですか?」
様子がおかしい。昨日の飲み会で二次会に田村さんは来なかった。酔ったから帰るという連絡だけがミカさんに届いていたから心配はしていなかったけど。二日酔いのせいだろうか?
『別に悪くなんてないよ。うちはいつも通り…いつも通りになったから…』
どこか悲し気にそういう田村さんに俺は心配してきた。それに今きがついたことある。
「あの舌ピアスどうしたんですか?今日はつけてないみたいだけど」
パソコンのテレビ電話でも彼女はいつもちゃんとお化粧をしている。ギャルの嗜みだって言っていた。舌ピアスをしていないなんて変だ。
『あーそれ?やめちゃった。よく考えたら別に可愛くないもん』
俺は絶句した。舌ピアスのことはギャルの誇りとさえ言っていたのに、なんでやめてしまったのか。その理由がわからずに不安が募っていく。
『ていうか…今日はもう無理っぽいよね。なんかマツゴローうちの意見全部否定してくるし…なんかつまんないよ…じゃあね』
そう言って田村さんは通信を切ってしまった。一体彼女に何があったのか?どうしていつもの元気な彼女はいなくなってしまったのか?俺はショックを隠せなかった。
二回戦を終えて俺とあざとい後輩ちゃんは荒い息を吐いていた。
「もう。せんぱい。マジではげしすぎですよぉ…」
でもその激しいセックスでこの女の子は嬌声を上げていた。
「とりあえずシャワー浴びるか」
「そうですね」
そう言って俺たちはシャワールームに向かう。あざとい後輩ちゃんはシャワーヘッドを手に取って手のひらに水を当てて適温になってから俺の胸にシャワーをかけてきて、そしてもう片方の手で石鹸を握り、俺の胸を優しくこすってきた。
「おまえ。ほんとかわいいわ」
「えへへ。そーですよー。わたしはうちゅういちかわいいこうはいちゃんなんでーす」
彼女は泡立った俺の体に胸を押しつけてきて、体をこすりつけてくる。こういう可愛らしいご奉仕。ほんと気持ちいい。だけどまだこいつの名前をちっとも思い出せない。俺はぬるぬるした柔らかな感触を味合いながら記憶を辿っていく。
喫茶店でレポートに取り組む俺たちのグループだったけど、実質的に働いているのはオシャボ君と隣の男子くんだけだった。俺とあざとい後輩ちゃんはさぼっていた。俺は酒を飲みながらスマホでベーシストたちの動画を見て、後輩ちゃんはスイーツをいろんな角度から取っては唸り自撮りしては唸りを繰り返していた。
「おい。お前ら少しくらいは働く気ないの?」
オシャボ君が若干イラついた声で俺たちに声をかけてきた。
「でも貸しあるし」
「確かに俺はレイジに借りがあるが、この実習グループにはないだろ」
「お。何その屁理屈。思わず納得しちゃったじゃねえか」
オシャボ君って実際頭いいっぽいんだよな。
「久瀬もだぞ。菓子なんてどんな角度からとっても変わんねーだろ」
「はあ?!めっちゃ変わるんですけど!みんながいいね付けてくる角度探すの大変なんですけど!」
「しるかよ。いいからお前もレポート手伝えよ!グループで一冊だから成績判定はグループの連帯責任なんだよ」
「えー。でもぉそういう難しいのちょっとわたしわかんないかなっておもうんですよぉ。むしろこうわたしはみんなをここで応援するのが一番チームに貢献できるかなって」
「ちっ!腹立つなぁ!」
「まあまあ。久瀬さんにも向き不向きもあるし。俺が代わりに頑張るから」
隣の男子くんがあざとい後輩ちゃんをかばった。僕こういう女子を甘やかす男子の仕草!大嫌いです!
「ほう。向き不向きねぇ。ふーん。ならそうだな。お前ら二人に向いてそうな仕事あるわ。それやってもらおうかなぁ」
そう言うとオシャボ君はノートパソコンのモニターを俺と後輩ちゃんの方に向けて、この六本木の地図を表示させた。
「何処でもいいから飲食店に行ってきて従業員さんにインタビュー取ってきてくれない?」
「はぁ?なにそれ?え?罰ゲーム?」
「残念なが大真面目なお仕事です。今回のグループ実習でのレポート課題の評価はアンケート調査の結果をいかに高度に分析できたかで評価される。でも先輩から聞いたんだ。この課題の教授はフィールドワークを好んでいるらしくな、実際の社会に生きる人たちの持つ意見や考えなんかを収集してきて考察にそれを取り入れると高評価をだしてくれるそうなんだ。ぶっちゃけそこまでやらなくてもいいかなって思ってたけど、バカ二人がさぼってるんだからどうせならやってもらってもいいだろう」
「えー!?なにそれめんどくさいー!」
「じゃあここでパソコンとにらめっこするか?それともどこかの飲食店でおしゃべりしてくるか?どっちが楽だと思う?ん?」
オシャボ君けっこう容赦ない。僕は好きだな!こういう女の子への厳しい態度!
「んー。わかりましたよ。せんぱい行きましょ」
あざとい後輩ちゃんは立ち上がる。今日は短めのプリーツスカートにボディラインの良く出ているシャツを合わせている。エロかわ系いいね。
「あ、カバン拾わなきゃ」
後輩ちゃんは隣の男子くんの方に尻を向けて上半身だけを地面の方に倒して鞄を拾った。隣の男子くんの顔が赤くなっているってことはパンツが見えていたってことだろう。何色かな?気になるぅ!
「じゃいってきまーす!」
あざとい後輩ちゃんは隣の男子くんに向かって可愛らしくウィンクした。いいね。この童貞ボーイを揶揄うけど絶対にやらせてやらなさそうな素振り!ビッチ臭がする!最近処女臭でむせてる俺にはとても好ましい空気感である。そして俺たちは六本木の街へと繰り出したのである。
とりあえず苗字は思い出した。今俺は後輩ちゃんにシャンプーしてもらっている。
「かゆいところありますかー?うふふ。目とか染みてません?」
「やだもう。俺はこどもじゃありませーん。おとななんですー」
「え?そうなんですかぁ?でも昼の先輩マジで子供っぽくて可愛かったけどなぁふふふ」
じゃばーっと水を流されて、髪の毛のついた泡はすべて流れていく。それを見て俺はさらに何があってここまで流されてきてしまったのかを思い出していったのだった。
---作者のあとがき---
よかったら★★★してください。
これからも本作のBSSを楽しんでください
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