同期入社

君と出会った桜の季節


僕は君に恋をした


手紙をくれる君


電話をくれる君


メールをくれる君


一緒に食事もしたね


美味しいお酒も飲んだね


でも誰なんだその男は


君は僕のもの


また電話をくれた


また手紙をくれた


ああやっぱり君は僕のもの


だから誰なんだその男は


何も見えない


何も聞こえない


僕は君しか見ていないし


君の声しか聞こえないよ


どうしたんだい?元気がないね


でも僕は理由を知ってるよ


だから僕が慰めてあげるよ


君は必ずここに来る


僕が待つこの部屋に


あの男のこの部屋に



「おかえり」

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