第二回NTR小説フェスタ

NTR小説ピックアップ! 前半戦

 チャオです! みなさんNTRしてますか? わたしはNTRのどす黒い絶望の中に俺は悪くないんだぜえっていう微かな自己肯定感を無理矢理吐き出した挙句へし折られる感じが大好きです。面倒くさいですね!


 さて、「第二回NTR小説フェスタ」も締め切りが迫ってきました。現時点で40作品も参加されていて大盛況です。いいですね! 主催の姫路 りしゅうさん頑張ってください!


【第二回NTR小説フェスタ】

https://kakuyomu.jp/user_events/16818093086967966616


 さて、ほにほにと半分くらい読んだので「これ!」という作品を3つほど紹介したいと思います。残りの作品も読んでいくので待っててください。既に出されているピックアップと被らないように選んでみました。被ってないよね?


 なお読んだ作品のひとこと感想は↓で呟いているので見ていってくれるとありがたいな!!

https://x.com/ANONI_koron/status/1856978210380202372


 それではレッツNTR!


【BSS〜僕の方が先に好きだったのに/ゆずリンゴさん】

https://kakuyomu.jp/works/16818093086972328755


 えへへクローゼット大好き!


 今まで読んできた中で「クローゼット」に焼かれたんだろうなって強く思った作品です。前半の王道NTRストーリーもニヤニヤしちゃうのですが、後半の「いつかの想い出」が個人的ツボでした。

 NTR小説だと間男が閉じ込められたり浮気現場に踏み込むために隠れる場所なんですけど、個人的にクローゼットの使用方法だとこの作品の使い方が大好きです。主人公がクローゼットに閉じ込められて、そこを居場所だと思い込むところに強くシンパシーを感じました。これもある意味NTR的なクローゼットの使い方で、前半のクローゼットに繋がっているところが素敵だと思いました(´▽`)


【浅慮/惟風さん】

https://kakuyomu.jp/works/16818093086968378820


 ストレート剛速球!


 惟風さんはキャッチコピーとあらすじで雰囲気を作るのがとても上手だと私は思っています。タイトルの「浅慮」とキャッチコピーが「端的に言うと俺は幽霊だ。」、そしてあらすじが「親友が俺の恋人と」で終わっています。そしてNTR小説というだけでもう何が起こるのか読む前からわかるというのがかなり大きいです。そして実際に読むと読者の期待を裏切らず、ドカンとせつない物語が展開されています。読者は嬉しくてホクホク読んでいくのですが、最後の最後で読者の想像の余地から思いっきり離れたところに連れていかれます。それで、終わります。

 だから「え?」という余韻が思いっきり長く、作品の外から読者は再びこの作品について考えてしまいます。そういう意味でとても強く印象に残る作品でした。面白かったです(´▽`)


【白と黒の魔法陣/草森ゆきさん】

https://kakuyomu.jp/works/16818093087070219728


 勝てない、キングには勝てない。


 もう前回王者の草森ゆきさんの圧倒的なNTR力にひれ伏すしかありませんでした。主人公にとっては突然現れる人外とか浮世離れしている想い人とかいきなり始まる濃密な絡みとか、そういう見どころはたくさんあるのですが個人的に最後の台詞が強烈で大好きです。ここまで読んできた中で一番絶望的な「わかりあえない」が発生していると思います。

 普通は「どうすればよかったかな」「あそこで選択を間違えなければ」みたいなことが思い浮かぶのですが、この作品はそういう読者の想像の余地とかもガーンと破壊します。NTRは最後にどう突き落とすのかっていうのが大事なんだと勉強させていただきました。ありがとうございました(´▽`)


 次は残りを読んだらやると思います。

 みんなも読んで書こう、NTR小説(^.^)/

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