第5話
私が4歳の時に、隣に引っ越してきた男の子。
小中高と同じ学校の腐れ縁で、なんなら高校に入ってからはクラスも一緒という絵に描いたような腐れ縁だ。
中学に入学する頃まで同じ目線だった身長もいつの間にか頭一個分は余裕で違う。
涼には一回りくらい年の離れたお兄ちゃんがいて、これまた大層なイケメンで幼い頃から私は懐いていたのだけれど、大学生になるとともに家を出てからはあまり会うことも無くなってしまった。
それでも涼の家族とうちの家族は昔から仲も良く、夏にはバーベキューをしたりなんだりして楽しく過ごしていて…
お互いの親は私達がいつか結婚すれば良いと思ってるみたいだけど、私にも涼にもそんな気はサラサラない。
それに涼は、案外女の子にはモテるみたいで、それについてからかってみても、
「興味ない。」
と涼しい顔。
からかい甲斐が無いし、何を言っても基本クールだから面白くないんだな、これが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます