カクヨムコン?
いよいよ始まるカクヨムコンテスト。私も参加するけれどすごい余裕をぶちかましている。まだ何ひとつ書いていない。周りがざわついているからすごく焦るのだけれどまだ書く気がおこらない。なぜだろうか。理由を考えてみた。理屈っぽいA型なのでしばしお付き合いください。
まずどうやら私は締め切りに追われないと書けないようだ。もちろん何か物語が脳内におりてくればすぐに書けるのだけど、今のところ何もおりてきていない。だから短い期間で書けといわれたほうが頭がフル回転して書けるのかもしれない。それはいつもやっている私のお題企画からしてもみてとれる。短い期間でこのお題で書け、と言われたほうが書きやすい。皆さんはどうだろうか。
カクヨムに登録してもうすぐ丸三年が経つ。いろいろとメモしているA5のノートが二冊。いつもパラパラとめくってはお題を考えたりしているのだけど、ちょうど前回のカクヨムコンのメモを見つけた。前回は短編賞ばかり15作品応募して中間選考に通ったのは3作品。たった五分の一。しかも確か前回は読者選考以外でも可能性があるとか言っていたような。今回はどうなのだろう。
まあそんなことを考えていてもどうしようもないし、いいから早く小説を書けと言われそうだけれども。
私はカクヨムコン以外にも公募やコンテストにいろいろと応募しているのだけれど、最近やっているのは今まで書いてきたたくさんあるショートショートを読み返してみていいなと思った作品に加筆したりして応募したりしている。ショートショート同士を繋げたりも。そうするとゼロからのスタートではないし頭の中にだいたいのイメージはあるから内容もきれいにまとめられる気がしている。そのまま埋もれさせるのはもったいないしとてもエコだと思う。皆さんももうすでにそんなことはやっているのかな。
さて、これから二ヶ月とちょっと、カクヨムコンでそわそわ落ち着かない日々が続くのかと思うとなんだかやる気も薄れていく気がするのだけど、これはお祭りだと自分に言い聞かせてただ楽しむことだけを考えようと思う。いやいやそもそも年末年始でリアルでもバタバタしているのに私は本当に書けるのだろうか。気持ちばかりが焦って集中できないでいるのだ。だからこうやって何かを吐き出そうとエッセイを書いているのだけど。
小説の話をしたけれどついでに作詞作曲の話でもしておこう。私は自分で作詞作曲をしてライヴで歌っているのだけれど、まず私は詩を書いている。その詩のイメージで曲をつけるのだけど私は譜面が書けないしピアノも弾けない。全部ギターのコードだけで適当に歌ってそれを少しずつ形にしていくという変な方法で曲を作っている。プロのミュージシャンから見たら怒られそうだ。それでもちゃんと曲はできる。ちゃんとした曲ができるしちゃんとライヴで歌えるしちゃんとCDも作れるのだ。大事なのは過程ではなく結果でいいと思う。過程なんて誰も見ていない。だから好きに自由に作っていいと開きなおっている。
それは小説を書く時も同じで、プロットがどうだ人称がどうだ、起承転結が伏線が……などなど思い悩むことはたくさんある。それでもまずはとりあえず自分なりの自由なやり方で書いては読み書いては読みを繰り返していけば必ずいろいろなことが見えてくると思っている。とにかく何事もやってみないとわからないのだ。
私自身が曲を作ったり小説を書き始めた頃は何か間違っていないだろうかと不安だった。でもずっと続けてやっていくうちに何かを創作するのに間違いはないんだなと思った。創作はその人の自由なのだから。ただそれをライヴであったりサイトやコンテストなどで誰かに見せるのであれば話は違う。たとえば創作物が私自身だとしよう。スポーツをするならそのスポーツに合った格好をしなければならない。仕事に行くなら仕事着、結婚パーティーに行くならそれ相応の格好を。行く場所や目的によって服を合わせて着なければならないのと同じで、ひとりで家にいるなら裸でも何でも好きにしていいけれど、外に出るならちゃんと服をきなきゃダメだということだ。それを前提に頭に入れて創作していくとだんだん人に見せても恥ずかしくない格好をすることができるようになると思っている。だから私はとにかくたくさん書いて完結させることが大事だと思っている。何事もたくさんの経験と練習が必要なのだ。
なんだかいつの間にか私ごときが創作論のような戯言をはいてしまった。私の個人的な考えなのでまた反論コメントはお控えください(笑)
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