心にずっといるから
第4話
世界は真っ白だった。
降り止むことのない大粒の雪が世界を白へと染めた。
その世界をあの懐かしいバイクで駆け抜ける彼の姿。
(そんなにスピード上げてたらダメだよ!危ないよっ!)
目で追うことしか出来ない私は、次の瞬間きつく瞼と閉じた。
転倒するバイクにはどこからか現れた一台のワゴン車が迫っていた。
キィィィ――ッッッ
耳障りな音が耳を支配する。
『ルイ…』
そう呼ぶ声が聞こえて、そっと目を開くと…
その白の世界が鮮血の赤の世界へと姿を変えていた。
「いやああああああああ!!」
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