第3話
逢いたいって思えば逢えるのならば、いつだってそうしてる。
だから出来る限り思わないように。
泣き喚けば逢えるなら、いくらでも声が枯れたとしても泣き続ける。
だから出来る限り涙は流さないように。
いくら足掻いてもがいて…。
諦めとかそんなものじゃなくて。
手を伸ばしても、心を摺り寄せたとしても、どれ程頑張ろうが、叶わない願いがあるということ。
そう。
きっと私はいまだに受け入れることは出来ていない。
そう思う。
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