第5話

ビクッとして目が覚める。


時計を見るとまだ明け方とも言い難い夜中の4時を過ぎたところだった。



(またこの夢…)



「シャワー浴びなくちゃ…」



この夢を見ると決まって全身が汗でビショビショになっている。



頬を伝う涙を手で拭ってベッドから体を起こし浴室へと向かった。




あの日から随分と長い時間が経ったよ。


あれから色んなことがありました。


だけどあの日程辛いことはありません。


きっとこの先も起こることはないよ。


これはもう絶対にないよ。。。

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