Paranormal

調査ファイル①

・異能者について

①ある日、何らかのきっかけで突然能力に目覚めるが後天的なものではなく、生まれつきの才能が開花したものだと考えられる。

②異能者は自身の能力を秘匿する習性があり、他人に見せびらかしたりはしない。

③性格や思想は能力に引っ張られる傾向がある(例：他人の若さを奪う能力を持つと、狂気的なまでに美に執着するようになる)

④異能者が事件を起こした場合、表向きは未解決事件扱いとなり、犯人は俗世から隔離された片田舎で一生を警察の監視下のもと過ごすことになる。

異能者が軽犯罪を犯したケースは現在まで存在しないが、その場合、通常の罰則を受けるとともに要注意人物として指定されるだけで済む。

⑤異能者は逮捕されると、スイッチを押すことで爆発を起こす首輪を半永久的にはめられることになる。

スイッチは警察内部の権力者だけが押すことができ、これのおかげで捕まった異能者たちは警察に抵抗することができない。ちなみに首輪は強引に外そうとしても爆発する。

中川 綾子(２１)

・事件の現場付近の大学に通う女子大生。動機については取り調べでは

「今以上に美しい肌が欲しかった」

と語ったそう。ちなみに大学内でも評判の美貌だったらしい。

能力：若返り

攻撃力：Ｂ 防御力：Ｂ 俊敏性：Ｂ 効果範囲：Ｄ 持続力：E 熟練度：E

Ａ：とてもある Ｂ：かなりある Ｃ：普通 Ｄ：あまりない Ｅ：皆無

①能力発動中、目が合った相手はだんだんと綾子から目が離せなくなっていき、次第に若さを奪われてしまう。しかし強靭な精神力を持つ者や圧倒的な強者には能力を突破されることがある。

②自身の若さを消費して身体能力を上げることができるが熟練度が低いため、効果時間はあまり無い。

③消費した若さは他人の若さを奪うことで取り戻せるが、実年齢より若返ることはできない。

④若さを消費していない、本来の姿で若さを奪うと肌のハリやツヤが増す。今回の事件で綾子はこれが目的だった。