初心者なりの創作論的な
ひとりカラオケって好きですか?
私は大好きです。
自分のペースで好きなだけ歌えるし、どんな曲を入れようと気にする人はいない。
下手くそに歌おうが構いません。
その部屋にいるのは、私一人なので。
でも、私、いい加減飽きてきたんですよね、ただ気持ちよく歌うということに。
だから、録音してみたんです。自分の歌を。
それでもって聞いたところ、絶望しました。
「俺、こんなに下手なん!!?」
って。
自分の中の「理想」と「現実」のギャップがあまりにも大きかったんですね。
しかしこれ、大きな一歩だったと思うんです。
それからしばらく、私は録音しては聞き、絶望し、また歌い……という作業を繰り返しました。
すると不思議なことに、イメージと現実の差が縮まってきたんですよね。
察するに、客観的に自分の歌を聞くことによって、理想と現実の差異に敏感になってきたということだと思うんです。
これって、たぶんですが、あらゆることに応用がききます。
人間関係しかり、スポーツしかり。
自分の行動を客観的に見たり、見てもらったりすることによって、自分が今どう動いているかだんだん理解していきます。
だとすれば、小説もしかり。
自分が書いた作品を見直すことで、客観性が身に着く……と思います。
そう考えると、書いている間も大事なんでしょうけど、仕上がった作品を読み直して自分なりに評価できるって強みになりうるのだと思います。
結局、書いて、絶望して、また書いて、ちょっと良くなって……というのを繰り返さないと、「上達」ってないんだろうなって、そう思います。
そういった道筋も無しに、まぐれでいい作品が書けても、たぶん私は満足できないと思う。
……なんて、ろくに書いてもいないアマチュアのくせに、偉そうなものいいしてしまいました。すみません。
ああ、そうだ。
あとひとつ忘れがちなことがありました。
それは、理想を知るということ。
目標となる作品のクオリティとか、そういうのを知らないと「目指すゴールってどこなん?」ってなるんだと思います。
私はいわゆる読書好きと呼ばれる人ほど読書をしていません。
だから絶対的に”イメージできる理想”が少ないと思います。
この辺はかなりの欠点だと思うので、今後たくさんインプットをして、脳内にあらゆるパターンの理想を描けるようになれたらいいなと思っています。
さて、今日もあと少し。ちょっと創作して寝るとします。
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