ただの思考整理です。

 無人レジと有人レジ、あなたはどちらに並びたいだろうか。


 僕はどちらかというと無人がいい。

 なぜなら人に手間をとらせないから。

 人に手間をとらせるのは心苦しくなる。

 相手がいることで表情にも気を遣う。

 無人ならそれがいらない。

 だから、無人レジが空いているときは無人に進む。


 けれど、有人レジもいい。

 店員さんにもスタイルがある。

 世間話を挟む人、淡々と作業をする人、笑顔が素敵な人。

 いずれにせよサービスを受けている感覚がある。

 働き終わりの疲れ切った心にいたく染みる。


 こんな感じで、他人にはどちらがいいかと聞いておきながら、どっちつかずの僕だが、もう少し深堀してみようと思う。


 この論争は通常の人間関係にも言えることかと思われる。


 僕はどちらかというと一人を好む気がする。

 一人の楽さはかかせない。

 たぶん、いつの日か結婚したりしても、一人の時間を多めに確保したがると思う。


 けれど、必要以上に一人でいるのは良くないとも思う。

 適度に誰かとかかわりを持ち、ときどきけんかしたり、反対にちょめちょめしたり。

 そういったこともそれなりにあった方が良いのだと思う。


 一人で考えなければ自分の考えは生まれない。

 誰かと関わらなければ自分の考えを客観的に知ることができない。

 


 人間は、一人の作業と他人とのかかわりの両輪で成長すると仮定できる。

 これを、創作活動に落とし込むとどうだろう。



 一人で作り、誰かに見せる。

 そこで感想を貰ったり、褒められたり、けなされたりする。

 そうすることで成長する。


 ということは、だ。

 作家として成長するには、一人でがんばり続けるだけでは、ダメなのかもしれない。


 イメージとしては孤独な作業でも、誰かからの批評が無いと作品は育たない。

 僕は一人で楽しめる何かが好きで、だからこそ創作をしていたのだけれど……

 成長したいというのなら、この考えは少し改める必要がある気がする。


 もっと作品を公開して、もっと批評される。


「俺の作品、すげえだろ!」って気持ちで見せて、

「すごい、面白いじゃん!」って褒められたり、

「いやいや、全然大したことあらへんw」ってへこまされたり。


 そういった経験をもっと積むべきなのだと思う。


 そんなわけで、無人レジと有人レジ、どちらが良いかみたいな話をしていた気がするが、なんだか違う方向に進んでしまった。

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