第43話

桜side






ずっとその背中を追いかけてたーーーーーーーーー。


























忍の私が、貴方様を御守りする。



いつもそう言ってるのに、"成実"様は私の前に居た。




そして何かがあればすぐに駆け出していく。



だから私はいつもその背中を追いかけてた。




私の死で別ってしまった"成実"様。




ずっとずっと会いたかった。



また背中を追いかけたかった。




気の遠くなる刻の中で、叶うことのなかった願い。




それが




今ーーーーーーーーーーーーーーーーーー叶う。




目の前に"あなた"が居る。



変わらぬ背中がある。














っと!!


感傷に浸る間もなくっっ!!




織田信長がロクでもないことを口にした!!










織田信長この野郎ーーーーーーーーーっっ!!




私の大事な大事な美冬ちゃんを"物"だとーーーーっ!?




眉間にクナイを叩き込んでやろうか!?



あ"あ"!?





「桜、顔がうるさい」



「美冬ちゃん!?」





顔がうるさいとは!?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る