我妻美乃梨 取材メモ③

水神様の祠 取材メモ ボイスレコーダーで撮りきれなかった三名以外の分を記載


場所:██県██町●●●キャンプ場敷地内、森林の奥

地元で「水神様の祠」と呼ばれる小さな祠。参拝者に恩恵があるという噂がある一方で、不吉な出来事と関連付けられることも。


良い話

・農作物の豊作祈願


昔から水神様は良い水を司る神様だと言われていて、祠で手を合わせると雨が降ったりすることがあった。先祖代々、祈願した後は不作の年でも何とか乗り切れたという話を聞いた。


・健康回復の祈願


娘が病気で寝込んでいた時、おばあちゃんに連れられて祠にお参りした。その後、体調がみるみる良くなった。偶然かもしれないけれど、感謝している。


・合格祈願


地元の子供たちの間では、受験前に祠でお参りすると良い結果が出ると評判。高校受験の時に祈ったら無事合格したとの話。


・水の守り神


昔、この土地はよく干ばつに悩まされていたけれど、水神様の祠を建ててから安定して雨が降るようになったと聞いている。だから地元の人は水神様を大事にしている。


悪い話


・祠に手を合わせた後の不幸


知り合いが昔、祠にお願い事をした直後、息子さんが事故に遭った。何かを得る代わりに何かを失う神様なのではないかと恐れられている。


・祠の場所の異様さ


普通、祠は村の入口や目立つ場所にあるけど、ここは森の奥深くにある。まるで何かを隠しているようで不気味だと言われている。


・心霊現象の目撃談


夜遅くに祠を通りがかった人が、白い着物を着た女性が祠に向かって手を合わせているのを見た。その女性はふっと消えた。


・近寄るべきではない祠


子供の頃、親にあの祠には近づくなと言われた。あそこで遊んでいた子供が帰ってこなかったという噂を聞いたことがある。


・水神様の祟り

ある家族が祠を壊そうとしたら、その家の家長が病気になり、結局家族で祠を建て直したら治ったらしい。



・良い話と悪い話が極端に分かれる印象。


・祠を神聖とする者と恐怖とする者で認識が二分している。


次回はキャンプ場に出向いて取材をする。

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