タクシー車内会話記録

運転手

「こんにちは。今日はどちらまで?」



我妻美乃梨

「●●●キャンプ場までお願いします」



運転手

「かしこまりました。最近、あそこ色々話題ですよね。景色もいいですし」



我妻美乃梨

「人気らしいですね!実は私、この●●●キャンプ場があるところの出身なんですよ。3歳のときに別の場所に引っ越したので正直その時の記憶は全然ないんですけどね。でも、こうして戻ってくるとなんだか少し懐かしい感じもして…」



運転手

「はぁー!そうですか!それはまた運命みたいなものですね!昔、あそこら辺はね…いろいろな噂もあったり」



我妻美乃梨

「やっぱりそんな話が前からあるんですね。実は今回、取材で伺う事になってまして」



運転手

「あー、取材で?通りでピシッとした格好してたから、ちゃんとした会社の方だろうなと思ったんですよ!その取材っていうのはあの…話題のことが記事になるんですか?」



我妻美乃梨

「はい、実は…その予定です。この話題ってインスタ発信なので特に若い人たちが興味を持っているみたいですし。でも実際に現地に行って、ただの噂なのか、それとも何か特別な理由があるのか、自分の目で確かめたくて」



運転手

「なるほど。そういう謎解きみたいな取材も面白そうですね!●●●キャンプ場の周辺は自然も美しいし、昼間は本当に穏やかな場所なんですよ。でも…」



我妻美乃梨

「でも…?あっ、そういえば!あの辺りの森林って地元の人でも立ち入らないんでしょうか?」



運転手

「ええ、昔から地元の人間はあの辺りに夜は近づかないようにしてるって言いますし」



我妻美乃梨

「興味深いですね…●●●キャンプ場が一体どんな所なのか…ありがとうございます、楽しみになってきました」



運転手

「いやあ、こうやって地元に戻ってきてくれるなんて、こちらも少し嬉しいですよ。懐かしさもあるでしょうけど…くれぐれも気をつけて」



我妻美乃梨

「ありがとうございます。いい取材ができそうな気がします」




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