第7話 戦闘メイド

湯船に浸かり、しばしうとうとと、ん、いかんいかん、

今のうちに、装備をととのえよう、


ママゾンを開いて、


先ずは下着からっと、


俺は、トランクスタイプのスポーツパンツ、色違いで5着、


シャツも半そでタイプのスポーツシャツを5着、


長そでタイプを5着、


スポーツ用スパッツ5着、


防刃Tシャツ5着、スポーツタオル5枚、


モトクロス用、プロテクターの上下っと


防刃グローブ、防弾盾丸形、と角形は2つずつ、


武器は、ステンレス鋼のランボーナイフ4本、


ダマスカス鋼のナイフを2本っと、


え~っと飛び道具に、ボウガン2丁と矢を100本


アーチェリー用の弓を1本と、矢を100本と、


ズボンは、裾の取り外しが出来るカーゴパンツパンツを5着、

靴下10足、


プロテクターの上に羽織れる白地の綿のブレザージャケットを2着、


そんで、雨の日も安心のフード付きの、ポンチョ2着、


武器や、小物入れを取り付ける、皮の腰ベルト、皮の小物入れ、


マリーはサイズが分からないので、

伸縮性のよさそうな黒の、


スポーツブラとパンツにスパッツ、各5着ずつ、


靴下、10足に、防刃Tシャツを2着っと、


服はあれだね、


ロングスカートのメイド服を3着っと、


戦闘メイドは男のロマンだよね、


皮の腰ベルトに小物入れっと、防具はモトクロス用のプロテクター、


防刃グローブっと、後ポンチョだね、2着っと、


俺の靴はトレッキングシューズっと、2足、


マリーはサイズを測ってからだな,とりあえず、こんなもんかな、


良く温まったので、マリーに体と頭を洗ってもらい、湯船に浸かり、


「マリー薬湯くすりゆに浸かってごらん、上手くすると、体が良くなるかも、」


体を洗っているマリーは


「薬湯ですか?」


「ああ、薬草の匂いのする、湯船だよ、」


「では、体を洗ったら入ってみます、」


「状態異常に良く効くそうだから、試す価値は

あると思うよ、」


そう言って俺は、風呂から上がって、


「じゃあ、お先、あっ、後は良いから、

自分の事をして、」


こちらに来ようとする、マリーにそう言って、浴場をでた。

体をふき、腰に手を当て、

コーヒー牛乳を一気に飲み干す、


「く~っ美味い!」


体を冷ましながら、

新しい下着を俺とマリーの分をストレージから取り出すと、

脱衣籠へ入れ、俺はカーゴパンツ、靴下、ジャケット、


マリーにはメイド服、スパッツ、靴下、

を準備しておいた、


後は、オフロードバイク用のプロテクターと防刃グローブ、

防刃Tシャツ、武器に盾に付属品、

と一度装備を身に付けて、試してみないとね、


あっ、マリーが出てきたよ、って、


ふ、膨らんでる、お湯を入れたカップ麵みたいに、


固まっている俺を見てマリーが


「ん、どうかされましたか?」


俺はマリーの横にある、鏡を指差した。


横の鏡を見て、マリーが固まる、


そして、マリーの青い瞳から、涙が溢れ出した。


「もう、こんな姿には戻れないと・・・」


「薬湯に入ったのかい?」


「ハイ、タカシ様のお言いつけでしたので、」


神界の薬湯すげ~、お湯に浸かって、


カップ麺の様に戻ったマリーに


「本当に良かった、とても綺麗ですよ、」


「ハイ、自分でもビックリしています、


17歳の頃の私に戻った様です。」


「若返りもするのかよ!」


バスタオルを渡し、体を拭き終えたマリーに、


バスタオルを体に巻くように、伝え、


「マリー、コーヒー牛乳と、フルーツ牛乳、と牛乳、どれが飲みたい?」


「ハイ、では、フルーツ牛乳を、」


冷蔵庫に入っていた、フルーツ牛乳を取り出して、


蓋をはがして、マリーに手渡し、

お約束の飲み方を、伝授する。


早速、マリーがその通りに、腰に手を当て、


一気にフルーツ牛乳を飲み干し、


ク~ッと息をはく、


か、完璧だ!中々カッコ良く決まった。


それから、マリーの濡れた金髪を乾かすために、


ドライヤーの使い方の説明ついでに、髪を乾かしてやる、


ママゾンで髪を束ねるシュシュを幾つか購入し、

一つをストレージから取り出すと、

マリーの金髪を束ねてシュシュで止める。


はい、出来上がり、マリーは、鏡に向かい、

ポニーテールにした、金髪を前に出して、

付けた、シュシュをじっと眺めている。


「こ、この髪を止めているのは?」


「あ~それ、シュシュって言う、アクセサリー?かな、


この他に幾つか買って、インベントリ無限収納庫の中に作った、

マリー専用ボックスに、他の着替えや何かと、一緒に入れているよ」

マリーは少しうつむいて、


「タカシ様の中に私専用のボックス」


と二マーとにやけて、


「あの~見せて頂いても良いですか?」


「ああ、良いよ、」


ストレージから残り四つ取り出すと、マリーに手渡した。


マリーは大事そうに、手に取ると、ニマ~っとにやけながら、


「タカシ様から頂いた、アクセサリー

嬉しい、どれも可愛い、付けるのがもったいない、」


とかブツブツ呟きだした。おっと、服を着る前に、

マリーにウオシュレット付きトイレの説明をする。


実際に座ってもらい、実演してもらうのが、一番分かりやすいよね、


「ひぃや~」とか


「あ~ン」とか


「癖になりそう」


とかあったのは、ご愛敬ということで、


ほてった、体も冷めたので、服を着る、


もっとも、マリーには、初めての物も多いので、


一つ一つ説明しながら着てもらった。


中々メイド服が様になっている。


俺も服を着て、装備品をああでも無い、こうでも無い、


と言いながら、装備した。


ママゾンでメジャーを購入し、ストレージから取り出すと、

マリーの足の寸法を測った。


23.5cm、一サイズ大きいトレッキングシューズと、中敷きを購入し、

靴に中敷きをセットして、マリーに履いてもらう、


「親指が靴に当たらないかい?」


「あ、はい、当たっていません、・・・


タカシ様こんな素晴らしい装備を私なんかの為に、

頂いても良いのでしょうか?」


「ん、大丈夫です。旅の連れが、怪我したり、死んだりしたら、

その方が寝覚めが悪いですからね、


何があるか分からないのですから、

目一杯準備するのは、

当たり前のことですよ、余りにも、目立ち過ぎますか?」


「いいえ、冒険者は、目立ってなんぼの職業なので、

歌舞伎過ぎる位が丁度いいです、」


歌舞伎過ぎるんだ、この格好、


「いくら何でもこれだけの装備だと高かったのではないかと?」


「まあ、安くはないですけど、その分俺を助けてください。」


「ハイ!この身に変えましても」


「よろしくお願いしますね、」


と言う訳で、戦闘メイドの完成である。


中々に可愛い・・・もとい、格好良い


「じゃあ食事にしますか。」


俺達は銭湯に食堂のドアを付けて、食堂へ入って行った。


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