第26話

「……」


「……」


2人して一時停止状態。


「…誰か来たわ」


「…こんな時に誰だ」


ホントよ。ゴリラの明太子がすごい事になっているこんな時に。


「なんか頼んだ?」


「あ」


「え」


「いちご」


「あまおう~!?」


私のために福岡であまおうを買ってくれたのね!そのいちごが今届いたのね!あれ?私あまおう注文したかしら?


ウホッと笑ってチュッと私にキスをしたゴリラは、ゴリラの明太子がすごい事になっているにも関わらずそんなのお構い無しにモニターへと向かって行った。


「ワイルドだわ~」


さすが私のゴリラ。素敵。


「はい」


「あ!後藤さん!森です!」


え?森!?ってあの森!?どの森!?


私がビックリしてモニターの方を見ると、ゴリラが口に人差し指をあて『黙れ』のジェスチャー。


私はお口にチャックをしてゴリラと森の会話に聞き耳を立てる。



「今日は山田さん来てないんですか?」


「そんな人はいません」


「良かった!」


…え?

今、私がいなくて良かったって言った??


「何?なんの用?」


「いやー」


「いやーじゃなくて。てか、キミ誰?何?」


「山田さん来てなくて安心しました!」


私が来てなくて安心!?え、どゆこと!?


「ありがとうございました!じゃ!」


あ!え!?ま、まさか…!?


「おい」


謎の男・森くんは帰ったっぽい。


「なんなんだあいつ」


戻ってきたゴリラはちょっと不機嫌。



「ねえ後藤…私わかっちゃった…」


「何が?」


私はゴリラを押し倒してキスをした。


「…何がわかったの?」


キスをしながらすごい事になっているゴリラの明太子に優しく触れる。


「山田」


ゴリラのボクサーパンツをゆっくりといやらしく脱がしていく。


「なにが」


すごい事になっているゴリラの明太子を食べる。


「わかっ…」




中洲で修行をしてきた3日ぶりのゴリラの明太子はすごかった。









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