#11 愛の歌 第22章
僕は君を 愛していたのだろう
千年と一夜 君を待っていた
僕の心臓は 太古のドラムス
僕は君を 愛していたのだろう
千年と一夜 君と共にした
僕の脚は 時間を置き去りに
僕は君を 愛していたのだろう
千年と一夜 君は離れていった
僕の血は 南極の潮のよう
僕は君を 愛していたのだろう
千年と一夜 深く眠るころ
僕の頭は 凪へと 変わる
僕は何を 愛していたのだろう
忘れかけた 砂上の城で
僕は波打つ 水面を眺めていた
波は 少しづつ 少しづつ
僕の城を 侵していった
まだ見ぬ君に会いたい
――――吟遊詩人 スウィフト
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます