第10話 束の間の休息

長田 「なんであのタイミングで記者会見なんて開いたんだろうね」

中村 「牽制だよ」

赤谷 「どうゆうことですか?」

山咲 「あいつらに国総出で倒すって言う牽制だよ」

香村 「多分そうだろうな」

中村 「これをあいつらが見ていないわけないから」

長田 「相手側がどう動いてくるかだな」

山咲 「アクションを起こすなら今かもしれません」

中村 「え?」

山咲 「SAFはまだ実戦を受けた事がない、だから………」

長田 「実戦を受けないとどれだけ強くても意味がない」

山咲 「そう、でもいつかは確定で来るんで、」

赤谷 「それが大勢か、少数か………」

香村 「SAFとうまく連携をしなければいけないな」

山咲 「おっ、トランプだ」

赤谷 「どしたの?」

山咲 「皆さんそろそろ昼休みなので、そこにあったトランプでババ抜きしませんか?」

香村 「久しぶりに遊ぶか、」

赤谷 「そーっすね」

長田 「やろう!」

中村 「ぜってぇ負けねぇぞ」

山咲 「なんか罰ゲーム付けません?」

中村 「腕立て100回」

長田 「賛成」

香村 「賛成」

赤谷 「賛成」

山咲 「10試合で1番負けた人ね」

………

1試合目 山咲負け

2試合目 山咲負け

3試合目 長田負け

4試合目 山咲負け

5試合目 香村負け

6試合目 赤谷負け

9試合目 山咲負け

10試合目 山咲負け

………

山咲 「俺ってこんな弱かったっけ?」

中村 「さぁ腕立てだ」

山咲 「くそー」

そう言い俺は腕立てを100回を始めた

………

長田 「しゃぁーないよ、負けは負け」

山咲 「そーっすね」

山咲 「じゃ、やります、しゃおらーーーーーっ」

中村 「腕が伸びてないぞ!」

山咲 「すいません!」

中村 「20回追加だ」

山咲 「押忍!」

赤谷 「長田さん…中村さん鬼っすね」

長田 「うん…」

香村 「山咲、頑張れよ」

香村 「よし、山咲以外は通常業務に戻ってくれ」

長田 「わかりました」

山咲 「おりゃーーーーー」

トゥルルルルルル

香村 「はい、NSDF香村です」

山咲 「終わった〜」

山咲 「あー腕パンパン」

香村 「山咲、赤谷、東京国立博物館に行ってくれ、刀が盗まれた」

そうして俺たちは東京国立博物館に行った

………

山咲 「NSDFの山咲です、状況を教えてください」

警官 「はい、職員の話によると昼休み中に倉庫の片付けをしていたところ、倉庫の奥から音が聞こえていってみたら、中学生ぐらいの女性が国の重要文化財の水龍剣を持ち逃げ出したらしいです」

山咲 「なぜそれを俺たちに?」

警官 「それが現場の床に焦げた痕が半径3mに広がってあり………」

山咲 「なるほど、だから能力者の犯行と言うことか、その職員は今どこに?」

警官 「他の警官が事情聴取をしていると思います」

山咲 「わかりました」

職員 「だから、ほんとに見たんだって」

刑事1 「あのねぇそんなこと言われても出入り口の防犯カメラには、あなた以外映ってなかったんだよ」

山咲 「ちょっと失礼」

刑事2 「おい、あんたまだ事情聴取終わってないんだよ」

山咲 「30秒だけ……」

山咲 「あんたが見た中学生ぐらいの女性ってこの写真の人?」


To be continued

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