第6話 作戦開始

香村 「山咲、ちょっと来い」

山咲 「はい?」

香村 「お前に一時的に全指揮権を与える」

山咲 「どうして新人の俺に?」

香村 「お前なら扱えきれる」

山咲 「このことはみなさんは?」

香村 「満場一致で決まったことだ、安心しろ」

山咲 「わかりました、行ってきます」

中村 「おーい指揮官置いて行くぞ」

山咲 「すんません、今行きます」

.........

山咲 「次は日曜の新宿かぁ」

中村 「どした?」

山咲 「何で人がいっぱいいるところに出るんだろ」

長田 「そりゃあ相手的には、いっぱい人がいるところを襲ったほうがいいだろ」

山咲 「でもこの前の事件死者0ですよ殺しはしないのかなぁ」

長田 「確かに」

赤谷 「まぁ今は目の前のことをやりましょ」

運転手 「後3分で着きます」

山咲 「SATか銃器対策部隊は?」

赤谷 「機動隊が一個小隊、SATが一班来てます」

山咲 「じゃあそいつらは後方支援と死傷者の救助を優先しろと伝えろ」

赤谷 「了解です」

山咲 「一般市民の避難は?」

赤谷 「駅を中心にソルジャーが多いので新宿中央公園を避難場所と指揮所にしてます」

山咲 「分かった」

長田 「ねぇ、中村さん」

中村 「どした?」

長田 「新人なのにわかりやすくめっちゃ指揮してますね」

中村 「まぁSATは自衛隊や特選群とは違って日本国内での実戦経験が豊富だからな、こうゆう時にどうすれば良いか、どの部隊が何に精通しているのかが分かっているんだろうな、」

中村 「でも、無知よりは良いじゃねぇか、」

長田 「そうっすね」

山咲 「じゃあ作戦を説明します、SAT5人と機動隊15人の班を作ります、隊長は俺たちそして何かあったらすぐに言うようにしてください、目標は一般市民の死者、負傷者の数を少なく、ソルジャーを殲滅する。こと異論は?」

長田 「なし」

中村 「なし」

赤谷 「ないです」

山咲 「後、みなさん、壁に注意してください」

赤谷 「了」

中村 「あぁ」

長田 「うす」

山咲 「新宿かぁ、めんどくせぇなぁ」

長田 「どしたの急に」

山咲 「新宿の周りって公園とかが結構あるんすよ」

中村 「確かに」

山咲 「だから隠れたらめんどくさいんですよ」

赤谷 「まぁ何とかなるでしょう」

山咲 「都庁や駅内は壁や天井に細心の注意を払ってください、そのことを一緒に行動する警官たちにも伝えて」

長田 「分かってる」

中村 「今日は俺が...」

山咲 「了」

中村 「作戦開始」

山咲 「では行きましょう」

そうして俺たちは戦場のドアを開けた

.........

中村 「こりゃひでぇ」

長田 「駅の内部から出てますね」

赤谷 「誰をどこに担当させる?」

山咲 「中村さんは駅を中心に東側を」

山咲 「長田さんは西を」

山咲 「赤谷は駅を超えたところ」

山咲 「俺は駅の内部を、掃討します」

山咲 「ではまた後で」

.........

山咲 「では作戦を説明します、まずは逃げ遅れた人の救助、そして敵の殲滅です途中まで赤谷さんの班と行動しますが、彼女たちの班は外に行くので別れます」

隊員1 「隊長さんよぉ俺たちの弾は相手には効いているのか?」

山咲 「効いています、でも思ったより硬いです、なので防弾チョッキを着ていると考えれば良いです、」

山咲 「後、壁には注意してください」

隊員2 「どうして?」

山咲 「奴は壁から出てきます」

山咲 「なのでお互い背中をまもっめこうどうしましょう」

隊員1 「そういや隊長、あんたの武器はショットガンだけで良いのか?」

山咲 「はい、ショットガンと拳で十分です、あまり時間がないので行きましょう」

そう言って俺たちの班は駅内部に入っていった

.........

隊員3 「結構多いな」

山咲 「こちら山咲、負傷者3名発見、周囲に敵影なし救助します、」

隊員2 「大丈夫ですか?」

市民A 「怪我はないです、でも彼女と逃げる途中で逸れちゃって友達が見当たらないです」

隊員2 「わかりました名前と特徴を教えてください避難場所にいるかもしれないので」

市民A 「名前は山咲美桜って言います、中学3年生で身長150センチぐらいで炎のマークがある赤いコートを着ていて」

山咲 「まて、今なんて言った?」

市民A 「炎のマークがある赤いコートを、着ていて」

山咲 「その前だ」

市民A 「中学3年生で身長150センチ」

山咲 「その前!」

市民A 「  山咲美桜  ですけど」

山咲 「まて、そいつの肘に火傷はあるか?」

市民A 「あぁ、確か昔にパンケーキを、作ってたら火傷したって言ってたなぁ」

山咲 「くそ!」

隊員1 「どうしました?隊長?」

山咲 「山咲美桜は俺の妹だ」


To be continued

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