第5話 夜と殺し屋とスリーサイズ
山咲 「ここが俺の家です」
市ヶ谷駐屯地から歩いて15分ぐらいのところにある俺の家に着いた
赤谷 「車庫、でか!」
山咲 「親父と俺は両方とも車が好きだから、でかいんですよ」
赤谷 「どんな車が好きなの?」
山咲 「やっぱスーポーツカーですかね」
赤谷 「やっぱ男だね」
そして玄関に着いたので家のドアを開けた
山咲 「ただいまー」
赤谷 「お邪魔します」
美桜 「おかえり、どうぞお入りください」
赤谷 「いきなりすいません」
美桜 「いえいえ、お気になさらず」
美桜 「ねぇ、お兄ちゃん?」
山咲 「ん〜何?」
美桜 「防衛省に出向したの?」
山咲 「何で?」
美桜 「電話で赤谷さんが防衛省って言ってたから」
山咲 「まじ?ちょっと待ってね」
山咲 「赤谷さん、ちょっと良いっすか?」
赤谷 「どしたの?」
山咲 「出向先って陸上自衛隊で合ってますよね?何で防衛省?」
赤谷 「言ったじゃん特殊部隊だって、だからNSDFのことは言わないし、名乗る時は前いた部署、だから私は防衛省、中村さんは別班、長田さんは特選群、隊長はどこだろう?」
赤谷 「隊長ってどこから来たんだろう」
山咲 「まぁ良いや、何となく仕組みはわかりました」
山咲 「さ、冷めないうちに食べましょう」
そうして俺たちは美桜が作った料理を食べた
........
山咲 「ご馳走様でした」
赤谷 「ご馳走様でした」
美桜 「ご馳走様でした、お口に合いましたか?」
赤谷 「とっても美味しかったです」
.........
その後みんなが寝静まった2時ぐらいに俺は家の外に出た
山咲 「今日はどこまで走ろうかな〜」
俺は夜が大好きだ、静かで涼しくて、とても居心地が良い、そこにいたら全てが忘れられる気がする、だから俺は時間があればこの時間に数キロ走っている
山咲 「やっぱ夜は最高だな」
一ノ瀬 「その気持ちわかるよ」
山咲 「誰だ?」
そこには宙に浮かぶメイド服を着た女がいた
一ノ瀬 「君、山咲渚くんで合ってるよね」
山咲 「なぜ俺の名を?」
一ノ瀬 「あ〜やっぱり合ってる?」
一ノ瀬 「近くで見るともっとイケメン❤️」
山咲 「なんか俺に用か?」
一ノ瀬 「ん〜ボスからの命令?偵察してこいって」
山咲 「お前、偵察の意味わかってないだろ」
山咲 「後、能力者だな」
一ノ瀬 「あーやっぱり、バレちゃう?」
山咲 「当たり前だろ、宙に浮くなんてアニメでしか見たことないし、到底一般人にできる芸当じゃない」
一ノ瀬 「私、一ノ瀬ミク、ポースの殺し屋で、デスの能力者、」
山咲 「能力まで言って良いのか?」
一ノ瀬 「別に良いでしょ」
そう言って彼女は地上に降りて来た
山咲 「お前、デスの能力で浮いていたのか?」
一ノ瀬 「多分ね、」
山咲 「で、何の情報を取りに来た?」
一ノ瀬 「能力と〜スリーサイズと〜顔面偏差値と〜身内の人と〜経歴だったかな?」
山咲 「全部分かったのか?」
一ノ瀬 「あとスリーサイズだけわかれば帰って寝れるのに」
山咲 「だろうな、俺はスリーサイズがどこなのかも知らないし測ったこともない」
一ノ瀬 「え?スリーサイズわからないの?」
山咲 「あぁ、なんせ中高男子校だから女と縁もゆかりもないのでな」
一ノ瀬 「妹ちゃんは?」
山咲 「あいつのスリーサイズは知らん、あいつは可愛いと思うが、欲情はしないし、そうゆう趣味もない」
一ノ瀬 「なんだ、ロリコンだと思ったのに」
山咲 「わざわざキモい言い方するな」
山咲 「で?帰るのか?それとも戦うのか、どっちだ?」
一ノ瀬 「今日は疲れた」
一ノ瀬 「だから帰る」
俺はその答えに少し驚いた
山咲 「え?」
一ノ瀬 「じゃあね、またいつか」
そう言って彼女は暗闇に消えて行った
........
翌朝、俺は赤谷と一緒に家を出た
赤谷 「お邪魔しました」
山咲 「行ってきます、お前も学校頑張れよ」
美桜 「うん、だけど今日は日曜日だよ」
山咲 「まじ?」
美桜 「遅刻するよ、いってらっしゃい」
.........
山咲 「すいません、ちょっと良いですか?」
長田 「どうした?」
中村 「なんかあったか?」
山咲 「今日の朝方、ポースの幹部に、会いました」
香村 「何だと?」
山咲 「名前は一ノ瀬ミク、年齢は10代後半、能力はD(デス)です」
赤谷 「聞いてないんだけど」
中村 「どうゆう要件だったんだ?」
山咲 「ポースのボスからの命令で俺の偵察らしいです」
長田 「なぜそこまで詳しい?」
山咲 「あいつが全部言ったからです」
赤谷 「まじか」
その時
無線 「新宿にソルジャーの群れが出現、繰り返す新宿にソルジャーの群れが出現、NSDFに出動要請」
香村 「よし、出動だ」
赤谷 「了解」
山咲 「了解」
長田 「了解」
中村 「了解」
To be continued
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます