第4話 告白
山咲 「ただいま戻りました」
香村 「おかえり、初戦はどうだった?」
山咲 「皆さんの足を引っ張ってないか心配でした」
赤谷 「渚くんは大活躍でした」
山咲 「香村さん、一個質問しても良いですか」
香村 「答えられる範囲なら」
山咲 「ポースの居場所ってわかっているんですか?」
香村 「分かっていたら武力行使をしていただろうな...」
山咲 「でしょうね、ありがとうございます」
.........
その後俺たちは定時になったので帰る準備をしていた
中村 「山咲、さっきはなぜそんなことを聞いたんだ?」
赤谷 「確かに」
山咲 「救助した人が不思議なことを言っていたので...」
山咲 「壁から...と」
長田 「壁?」
山咲 「なので周りを見たらソルジャーが中から出て来ていたので、奥にオペレーションがいるのかなと...」
赤谷 「いなかったと」
山咲 「えぇ、あったのは壁です...」
赤谷 「壁?」
山咲 「それもフツーの駅の壁です」
山咲 「なので僕は一つの仮説を立てました、ソルジャーはワープなどをして出て来ている...と」
長田 「そんなRPGじゃあるまいし...」
中村 「一理あるぞ、なぜならあんなところに約200体のソルジャーを運ぶには目立ちすぎるし...」
赤谷 「相手も能力者」
山咲 「そう!だから相手にワープを使う相手がいてもおかしくない」
中村 「でもそんなスピリットあったっけ?後で調べとくか、このことは隊長には言ったの?」
山咲 「うん、こっちでも調べとくって、言ってたよ」
.........
そう言っている間に帰る支度ができたので一足早く部屋を出た
山咲 「おつかれさまでした」
中村 「お疲れ」
長田 「おっつー」
赤谷 「渚、一緒に帰ろ」
山咲 「別に良いですけど...」
赤谷 「渚くんは一人暮らし?」
山咲 「中3の妹が居ます」
赤谷 「親は?」
山咲 「海外で仕事しているので滅多に家に帰ってこないです」
赤谷 「へぇー、じゃあ二人で暮らしているのかぁ」
山咲 「そう言う赤谷さんは彼氏とかっているんですか?」
赤谷 「わからない、」
山咲 「え?」
赤谷 「渚くん、言いたいことがあるんだけどいいかな?」
山咲 「何でしょう?」
赤谷 「私と結婚を前提に付き合ってくれない?」」
その言葉に俺は困惑してしまった
山咲 「え?なんで?」
赤谷 「覚えてないの?君は私のナイト様だよ」
山咲 「あれガチだったんですか?」
赤谷 「ねぇー、どっち?Yesか、OKか」
山咲 「拒否権ないじゃん」
赤谷 「ダメなの?」
そうやって赤谷は目に涙を溜めてきた
山咲 「そこまで言われたらこっちが折れるしかないね、了承するよ」
赤谷 「わーい、ありがとう渚くん」
そう言って赤谷は俺の腕に抱きついて来た、
.........
山咲 「で?どこまで着いて来るんですか?」
赤谷 「君の家、」
山咲 「え?」
山咲 「空き部屋は無いですよ」
赤谷 「まじ?めっちゃ止まる気満々なんだけど」
山咲 「えー?ちょっと妹に確認して来ます」
赤谷 「いってらっしゃい〜」
.........
山咲 「もしもし?今大丈夫?」
美桜 「うん、今日は帰って来れそう?」
山咲 「うん、それでさぁ、相談なんだけど、」
美桜 「何?」
山咲 「職場友達がさぁ、家に泊めてって言ってるの、良い?」
美桜 「性別は?」
山咲 「女性」
美桜 「彼女?」
山咲 「に、なった」
美桜 「お兄ちゃんに彼女出来たの?」
山咲 「告られた」
美桜 「女性と関わりたがらないのに?」
山咲 「女の涙は怖い、と言うことを初めて知った」
美桜 「まぁ良いよ、次の休み買い物に付き合ってね。で、その彼女って人に代わって、挨拶がしたい」
山咲 「分かった」
山咲 「赤谷さーん」
赤谷 「何〜?」
山咲 「オッケーだから、挨拶がしたいって」
赤谷 「もしもし〜はじめまして、私防衛省総合幕僚監部の赤谷理田と申します」
美桜 「こちらこそ、はじめまして渚の妹の山咲美桜と申します、兄がいつもお世話になってます」
赤谷 「すみません、急に無理を言って...」
美桜 「いえいえ、何か夜ご飯のご希望などがあれば、言ってください」
赤谷 「渚くんが1番好きものでもよろしいでしょうか?」
美桜 「なるほど、分かりました」
赤谷 「すみません、何から何まで」
美桜 「いえいえ、ではお待ちしております」
赤谷 「はい、すみません、ありがとうございます〜」
ガチャ
山咲 「妹は何だって?」
赤谷 「晩飯の希望はあるか?って」
山咲 「何で答えたんすか?」
赤谷 「渚くんの好きなモノを、頼んだよ...」
山咲 「あいつ俺の好きなメニュー知っているのかな?」
.........
To be continued
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます