第3話 初戦

山咲 「俺が能力者?」

香村 「そうだ、私も含めて中村、赤谷、長田、全員能力者だ。」

山咲 「えっ、じゃあ俺がここに出向した理由って」

香村 「そうだ、お前が能力者だからここ陸上自衛隊国家特殊事案防衛部隊NSDFに出向したんだ」

山咲 「なんの能力者なんですか?」

香村 「アクセルとエンジンだ」

山咲 「えっ、2個持ち?」

香村 「あぁ、めっちゃ珍しい、ここにいる人は全員一つしか持ってない私がクイーン、赤谷はヒート、中村はナイト、長田はトライアルだ」

山咲 「へぇー俺が能力者か…」

中村 「アクセルは超加速と身体能力向上、エンジンは攻撃が当たるたびに能力の強さが上がる…」

赤谷 「やっぱりボクのナイト様は強いんだね❤️」

山咲 「なんでこの人は俺のゾッコンなんですか…」

中村 「一週間前に起きたファミレス立てこもり事件を覚えているか?」

山咲 「そんなことあった気がします」

中村 「そこでお前に助けられたんだって」

山咲 「あ…思い出した、でもなんで能力を使わなかったんですか?」

中村 「お前らがいたからだ…」

香村 「一般人の前では極力能力を使わないようにしているからな…」

山咲 「へぇ〜その事件で思い出したけど」

俺はそう言ってあるものをポケットから出した

中村 「なぜそれをお前が…」

山咲 「射殺した犯人が持ってて、これ君のものって言ってたよね、特に事件と関係なかったら今日君の家に行ったけどいなかったから、はい」

香村 「ボクの家に行ったの?」

山咲 「よかったーいて」

中村 「それは、リボルバーのスピリット…」

山咲 「スピリット?」

中村 「能力者が持っているものだ」

山咲 「でも俺はそんなの」

中村 「じゃあ融合者なのか?」

香村 「融合者で2台持ちとは」

赤谷 「まじか」

山咲 「そんなすごいんですか?」

香村 「結構すごい」

山咲 「なんで能力者がここに集められてるんですか?」

香村 「それはこの国を守るためだから」

山咲 「守るため?」

赤谷 「うん、実はね、能力は全部で26個あるんだ」

山咲 「じゃあ能力者は26人」

赤谷 「いや、今は15人」

山咲 「僕たち以外にも11人いるんですか?」

赤谷 「うん敵でね」

香村 「その敵の上側にいる組織がポース」

山咲 「ポースってギリシャ語で光って意味ですよね」

香村 「よく知ってるな」

山咲 「大学でギリシャ語を第一外国語を先行してたんで」

香村 「この組織が、1年前、うちのC-2輸送機を浅間山上空で襲撃した、そこに乗っていたのがA〜Zの26個の能力、だがその時Q、N、H、T、の能力は載ってなかった、だけど」

山咲 「AとEは俺が持っていた」

山咲 「浅間山での自衛隊機の捜索は参加しましたね」

中村 「それは覚えてるだ」

山咲 「SATに入る前の機動隊時代ですからね」

香村 「そして奪った能力で国家転覆を目論んでいる」

赤谷 「だからぼくたちの仕事はそいつらを倒して能力を取り戻し、この国を守る」

山咲 「どうやって能力って出すんですか?」

中村 「普段的に出せるは出せるけど爆発的に能力を出す時は能力の名前➕"コアドライブ"と叫べば強くなる」

山咲 「へぇー…アクセルコアドライブ…」

そう言って俺は壁に向けて拳を向けた

中村 「ちょちょちょっと待って」

赤谷 「ここで打たないで」

山咲 「えっ?」

香村 「君の場合は市ヶ谷駐屯地ごと吹き飛ぶだろうな」

山咲 「そんなに強いんですか?」

長田 「池袋駅でポースのソルジャーが現れました」

赤谷 「よし、中村、赤谷、長田、山咲は出動だ発砲許可命令も出す」

中村 「了解」

赤谷 「了解」

長田 「了解」

山咲 「えっりょ了解」

そうして俺は中村さんが運転する高機動車で池袋駅に向かった

………

山咲 「えっ?ソルジャーって強いんですか?」

長田 「ソルジャーしたいはそこまで強くない…けど」

中村 「ソルジャーがいるってことは近くに幹部のオペレーションがいる」

山咲 「幹部か、あの…20式の使い方わからないんですけど………」

赤谷 「えっ」

そうしている間に池袋駅に着いたあたりは人が逃げ惑っていて地域課の警官たちが拳銃で対応していた

山咲 「おい、負傷者はどのぐらいいる、SATはまだか」

警官 「山咲さん!なんで?SATがもう来たんですか?」

山咲 「色々と理由があってな」

警官 「負傷者は数十人です、SATは今向かっています」

山咲 「よし、お前らは負傷者を救助しろ、俺たちがカバーする」

警官 「了解」

………

山咲 「よし今だ移動しろ」

警官 「負傷者確保!移動します」

山咲 「よし、後何人だ」

警官 「これで全員だと思います」

山咲 「よしお前らも避難しろ、そしてSATが来たら言え」

警官 「了解」

そして俺はソルジャーの群れにむかって突撃していった

山咲 「ソルジャーってこんな多いの?着いてから10分経った気がするけど」

赤谷 「こんな多いのは初めて…って山咲君、まだ無傷なの?」

山咲 「ソルジャーは思いのほか強くない気がする」

赤谷 「まじ?」

山咲 「そろそろSATがつくと思うからそいつらに俺が駅の中入ったって言っといて」

赤谷 「えっちょっt」

山咲 「じゃあオペレーションを探してくる」

そう言って俺は池袋内部に入って行った

山咲 「やっべ、オペレーションの外見聞いてないや」

………

赤谷 「ヒートコアドライブ!、ハァァッッッt」

ドーーーーーーーン

赤谷 「ふう…このへんは終わったな」

長田 「リタちゃん大丈夫?って渚くんは?」

赤谷 「駅の内部にオペレーションを探しに行きました」

長田 「え!まじ、オペレーションもう逃げちゃったよ」

赤谷 「まじすか、おーい渚くーーーーーーん終わったよーーーーーーー」

………

山咲 「やべぇソルジャーしかいね…やっぱ違ったかなぁ、でも外より多い気がするらこの先に…」

山咲 「なんだっけ?能力とコアドライブだっけ?」

山咲 「アクセル、エンジン、コアドライブ!!!ハァァッt」

フギャーーーー

山咲 「あれ?思ったより疲れない」

山咲 「誰も居ねえ」

赤谷 「おーい渚くーーーーーーん終わったよーーーーーーー」

山咲 「えっtまじ!」

そうして俺はその場を後にした…

中村 「すまん、オペレーションらしきやつは見かけたけど逃げられた」

中村 「なんでお前無傷なの」

山咲 「オペレーションと会ってないから…」

赤谷 「私も会ってないよ」

山咲 「じゃあなんでだろう?」

長田 「じゃあ駐屯地に戻りましょう!」

そうして俺たちは池袋駅を後にした…

To be continued

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