第13話
悔しいけど、スオウの言う通りだった。
気付けば私は布団の上で――夕べ眠りにつく前のままで、枕元には読みかけのファンタジー小説。
“こういう山奥で過ごす主人公の物語が良い。感情移入出来そうだから”
そう言った私の為に、スオウがわざわざ広くて古めかしい書庫の中から探してくれたらしい作品。
やっぱりスオウの言う通り夢だったんだろうか。
ファンタジー小説を読みながら眠ってしまった私は、夢と現実の狭間を彷徨っていただけなんだろうか。
「――なぁ、シホ。俺言わなかったか?」
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