12/21 雪片
白いドレスの女の子たちの次の歌詞は、自分の鼻やまつ毛に乗る雪片。
このあたりの歌詞、白と冬のイメージが素敵なんです。
ほとんど見えないはずの、鼻やまつ毛の上の雪があえて挙げられているのは、熱でふわっと溶けたり、なんとなく視界に入るのが面白いからでしょうか。
住んでいるところは、ほとんど雪が降らないのでなかなか確認もできません。
昔から、雪が降りそうだというだけで、子供たちは大喜びで大人は大慌て。
次の日の昼には大抵溶けてしまうので、子供の頃はフライングして、降りはじめの雪を見に行っていました。
濡れた地面に落ちた雪はぐずぐずになって溶けてしまうのですけれど、厚いコートや髪に載った雪はしばらく溶けなくて。
嬉しくなって、溶けるまでずっと眺めていました。
もちろん綺麗なだけのものではないし、降ったら大変なのですけれど。
子供の頃の『朝起きても溶けていませんように』と願って眠った夜を、寒くなると思い出します。
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