第1話の変更点の解説(前編)
第1話は文字数が多いので、前後編に分割させて頂きます。
・劇中劇『英雄王ローランドと7つのリング』
こちらは見ての通り、全面的に変更しております。
変更点は、「ならず者」を「邪教徒たち」に。「老人」を「少女」に。
そして文体を変えてみました。
・アレクの初期の年齢を6歳から8歳に変更
『オープニング』の変更に伴い、初期の年齢を変更しました。
この帳尻は第3章で挽回できると思います。
・母の注意も聞かずに「とっもだち、たっくさんできるかな~」などと歌っていたのだ。
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母の注意も聞かずに鼻歌などを歌っていたのだ。
「『ともだち100人できるかな』のパロディだと思った」と言われ、ただ鼻歌を歌っていたという表現に変更。
今思えば恥ずかしい限りです。
・妹のミーアが持つスプーンからソースが跳ねて、
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妹の持つスプーンからソースが跳ねて
ミーアは今後そこそこ登場する重要なキャラですが、それは第2章からであり、現時点では名前を出す必要性は低いと判断。
・そこから先の展開は想像に
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そこから先の展開は言うまでもない。「だから言ったでしょう」と母が言い、父までもが「年上なんだから我慢しなさい」などと言い出す始末。
梶野カメムシさまのアドバイスに従い、「難くない」「父のセリフ」を変更。
更にアレクが怒った事は書かなくても想像がつくと考えて削除。
・おじさん(クララの父)のくだりを全面カット。
ここは思い切ってクララの父の存在を消しました。
次の話に繋げる為に絶対に必要な描写ではなく、クララの父も重要人物ではない為です。
この変更によりアレクがロドニーたちと出会う理由は、ただ通りすがっただけに。
それと同時にクララの名前も第1話では判明しません。
また、場所の表現を「公園」から「広場」に変更。
・「ほら、エメロン行くぞ! 落っことすなよ!」
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「ほら行くぞ! 落っことすなよ!」
こちらもミーアの名前を削除したのと同じ理由です。
エメロンは第1章から頻繁に登場する重要人物ですが、名前を出すのは次話でも良いと判断しました。
・「ヒグっ、返して……。う、ヒグっ……」
↓
カット
梶野カメムシさまのアドバイスに従いました。
次の地の文で「嗚咽を漏らしながら」と書いてあるので不要だろうとの事です。
・突然の乱入者に戸惑う少年たちの1人に近寄り、”パシッ”と手に持つ帽子を強引に奪い取る。帽子を持っていた少年は”ビクッ”と身体を震わせたが、抵抗はしてこなかった。
↓
突然の乱入者に戸惑う少年たちの1人に近寄り、手に持つ帽子を強引に奪い取る。少年は驚きに身体を震わせたが、抵抗はしてこなかった。
こちらも梶野カメムシさまの「表現のばらつきがある」との指摘を受けて、擬音語を修正しました。
・「なんだぁ、お前? お前ら、コイツのこと知ってる?」
「いんや、見たことないっスねぇ」
「ぼ、僕も知らない……」
↓
カット
こちらも梶野カメムシさまの「キャラを立てるのはロドニーだけで十分」との指摘を受けての修正となります。
・一瞬、アレクは言葉の意味が分からなかった。しかし言葉の意味を理解し始めるのと比例して怒りがフツフツと湧き上がってくる。
その怒りが高まると共に、アレクは言葉を放っていた。
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一瞬、アレクは言葉の意味が分からなかった。しかし言葉の意味を理解し始めるのと比例して怒りがフツフツと湧き上がってくる。
話の前後から、無くても問題はないと判断。
・「チビ」と言うだけあり、アレクとロドニーの体格差は一目瞭然だった。
ロドニーはこの場にいる子供たちの中でもひと際大きな身体をしている。対するアレクはロドニーは元より、他の2人どころかクララよりも背が低い。
恐らく年齢差もあるのだろうが、この場で最も背が低いのはアレクだった。
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「チビ」と言うだけあり、アレクとロドニーの体格差は一目瞭然だ。それどころかアレクはこの場の誰よりも背が低かった。
こちらも梶野カメムシさまのご指摘です。
例文を頂きましたが、少しだけアレンジ。
・見上げるように……いや、実際に見上げたロドニーが”ニヤ……”と笑うと同時に、アレクは足に圧迫を感じる。足元に気を取られていると、次の瞬間に”ドンっ”と胸を押され、足を踏まれたアレクはバランスを取れず尻餅をついた。
↓
見上げるように……いや、実際に見上げたロドニーが不意にニヤリと笑い、次の瞬間に胸を押されてアレクはバランスを崩して尻餅をついた。
こちらも梶野カメムシさまのご指摘です。
・アレク視点での、ユーキの登場シーン
本当はこのシーンは削除しようかと悩みました。最後にユーキ視点で同じ描写があるので必要ないかと。
ですがアレク視点の心理描写が欲しいと思い、残留。
未だに消すべきか、残すべきか迷っています。
後編へ続く
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