応援コメント

【改稿版】オープニング」への応援コメント


  • まだ企画中ですが、フライングでオープニングだけ感想書いておきます。
    短いのですぐ読めましたし。
    一話・二話改変についてはまたいずれ。

    前にも言いましたが、改稿については一度しかコメントしない主義です。
    それ以上は聞かれたことのみ答えたいと思います。


    >煙炎えんえんが包む、街の中。

    「煙炎」は地味にふるった表現で、掴みとしていいですね。
    私なら「包む」より「沈む」にしますか。
    煙も炎も空に昇るものですし。
    地獄の底で戦っているようなイメージを伝えられますし。

    >その左手に持つナイフを真っ直ぐにアレクに突き付ける。

    武器がナイフなのはいただけないというか、謎です。
    多分ユーキが盗賊的なクラスである設定からの選択だと思いますが、
    それにしてもナイフは明らかにインパクト不足です。

    ナイフにも色々ありますが、普通に「ナイフ」と書かれて想定するのはテーブルナイフ程度のサイズで、刃渡りは10センチ以下でしょう。これでロングソードとつ鍔ぜり合いしても、迫力ある絵面には感じられません。

    せめて短剣(ダガー)や短剣(ショートソード)に呼称を改めてみてはどうでしょう。それだけでもインパクトは上がるはず。


    >「なんでだよっ⁉ もう少しで、ボクたちの願いは――」
    >「だからだよ。お前に願いは叶えさせねぇ」

    「ボクたちの願い」のはずが、「お前の願い」になっている。
    つまりユーキも願っていたはずのものが、そうでなくなったということでしょうか。
    ここら辺は先の展開を匂わせる重要な部分なので、もっと踏み込んでいいかと思います。具体的には、もうワンヒントあればいいかな、と。読者が「こうなるのかな?」と想像してしまうような。

    それが「ユーキにも理由がある」と思えなくもないくらいの塩梅なら、「単なる悪役」イメージ以上の深みを与えることも可能かと。
    まあここは物語の全体像を知らないとわからないバランスなので、私は具体例を書けませんが。

    >困惑するアレクに、ユーキは冷たく言い放つ。
    >揺れる碧瞳へきどうを、真っ直ぐに見据える黒瞳こくどう。

    ここは前後入れ替えた方が格好いい。

    >今、2人には燃える街も見えていない。遠くの剣戟も聞こえていない。ただ互いの存在だけが映っていた。

    瞳の描写に合せた文章だと思いますが、それなら「聞こえる」という部分は余計です。それは聴覚ですから。視覚情報で統一すべき。

    >魔法で振動を開始したナイフが、閃光のように疾はしる。
    >アレクは咄嗟に抜いた剣でナイフを受けた。
    >剣を削ろうとする振動を、アレクの魔力が防護する。

    魔法で振動する刃は大変よいと思いますが、描き方の順番を変えた方がよりインパクトが出ます。
    私ならこんな感じ。

    [瞬時に距離を詰めたナイフが、閃光のように疾はしる。
     アレクは咄嗟に抜いた剣でナイフを受けた。
     ギャギギギギ……!
     火花を散らして、ちっぽけな刃が長剣に食い込んでいく。
     ナイフを魔法で振動させている──!
     アレクは慌てて魔力を発揮し、剣を防護した。]

    ナイフを受けた後「振動している!」と出した方がバトルに躍動感が出るかと。

    より強いインパクトを出すなら、ここは剣を切断させるべきかもですね。ナイフが剣を切断! は意外性がありますから。

    アレクは剣を捨て、予備の武器を抜いてもいいですし、その上で鍔迫り合いに持ち込めば、展開の辻褄は合いますから。

    >「くっ……。っだあぁぁっ!」
     
    この台詞は省いて「咆哮」から想像させた方が効果的。
    ダイエットにもなるし。

    >咆哮と同時にアレクが剣を力任せに振り抜く。

    ここでアレクの腕力や体格の描写を一言入れておくと、初登場時のアレク少年がここまで成長してるのか!という対比になってよい気がします。

    >アレクは一瞬、瞑目して覚悟を決める。
    >ユーキは黙って、それを見つめる。
    >瞼まぶたを開けた時、その瞳は揺らいでいなかった。

    ここもまだ冗長。
    一瞬目を瞑る場面で、ユーキが「それを見つめる」のは変です。
    それは「長く目を瞑る」場合のアクションのはず。

    なので「ユーキは黙って、それを見つめる。」は省くべきです。



    改稿お疲れさまです。
    まだテンプレ路線の展開ですが、旧オープニングに比べればはっきりとよくなっています。ダイエット効果でもっさり感はかなり減りました。指摘した通りまだ落とせますが。

    インパクトという意味では正直まだ物足りませんが、ひとまず平均点はあると思います。これでスタートラインという感じ。直せばもうちょい迫力は出せそうですが、伸びしろは薄め。

    これ以上のインパクトとなると、場面のセレクトごと考え直す必要がありますし、私は先の展開を読んでいないので具体的にここがいいとは言えません。

    その上でざっくりしたアドバイスをするなら、物語の先で一番衝撃的な場面、「一話から読んでいた人が想像もしないだろう場面」の部分を抜き出して、説明や心理描写を省いて使用するとかどうでしょう。
    「二人が敵対する」ということを示唆する箇所は多分多くあるでしょうし。ミスディレクションを誘うような描写ならなおよし。

    読者の興味を強く惹く謎やワードが、もう一つくらい含まれていてもいいかと思います。もちろんノー説明で構いませんし、ハッタリ気味でもいいくらいです。ブレーキは外して。

    例えば、先の展開で出て来るかっこいい系の横文字。
    人名や組織名、或いは何かさえわからないような固有名詞。
    ワードそのものに魅力がある前提ですが。

    ユーキを「悪役に見せる」のは、私は全然アリだと思います。
    中途半端にするより読者にわかりやすいですし、「でも本当は違うよね?」と信じる気持ちも、求心力になるはずなので。
    隠し味として「理由がある」感をほんの一摘み入れる、という手もあるんですが、今回はない方がいいかな?というのが私のバランス感覚です。ここはまあ作者のさじ加減でしょうが。文字通り。

    後、オープニングに含めばよいものがあるとすれば、「二人の思い出」や繋がりを意識させるアイテムでしょうかね。
    先の展開で重要な役目を果たす装飾品などがあれば、それをノー説明で描きこむとかも伏線的で「謎」の一つに出来ます。例えば二人の友情の証として交換し合った指輪があって、アレクがユーキの手元を確認するとか。自分の指輪を捨てるとか。あえて説明しない方が、「二人の関係性を語るアイテム」感が出て、「この先語られるのだろう」という興味に繋がりますから。文字数そんな使いませんし。


    ……とまあ、今回はここまで。
    もしまだ聞きたいことがあれば、返答は追加で書き込みます。
    これくらいの応答ならなんとかやれるので。
    一話・二話改稿については、十二月までお待ちください。

    作者からの返信

    梶野カメムシさま、フライングを歓迎しますっ。
    お忙しいのにありがとうございます。


    >>煙炎えんえんが包む、街の中。

    >「煙炎」は地味にふるった表現で、掴みとしていいですね。
    >私なら「包む」より「沈む」にしますか。

    まさか、最初にお褒め頂けるとは……。
    前回はダメ出しから始まったので感無量です。

    「沈む」の方が良いですね。
    「再改稿版」の方では舞台が雨になってますので、より「沈む」の方がシックリきますね。


    >>その左手に持つナイフを真っ直ぐにアレクに突き付ける。

    >武器がナイフなのはいただけないというか、謎です。

    これはクラスというか、単に先の展開でユーキがナイフを得物の1つとしていただけなんです。

    >それにしてもナイフは明らかにインパクト不足です。

    >ナイフにも色々ありますが、普通に「ナイフ」と書かれて想定するのはテーブルナイフ程度のサイズで、刃渡りは10センチ以下でしょう。これでロングソードとつ鍔ぜり合いしても、迫力ある絵面には感じられません。

    >せめて短剣(ダガー)や短剣(ショートソード)に呼称を改めてみてはどうでしょう。それだけでもインパクトは上がるはず。

    個人的には「ダガーもナイフの内」という事で、呼称にこだわりは無かったのですが。なるほど「テーブルナイフ」をイメージされる事もあるのですね。
    なら、誤解を避ける為に「ダガー」にした方が良さそうですね。


    >>「なんでだよっ⁉ もう少しで、ボクたちの願いは――」
    >>「だからだよ。お前に願いは叶えさせねぇ」

    >ここら辺は先の展開を匂わせる重要な部分なので、もっと踏み込んでいいかと思います。具体的には、もうワンヒントあればいいかな、と。読者が「こうなるのかな?」と想像してしまうような。

    演出方法や、ヒントの匙加減が難しいところですが……頑張ってみますっ!


    >>魔法で振動を開始したナイフが、閃光のように疾はしる。
    >>アレクは咄嗟に抜いた剣でナイフを受けた。
    >>剣を削ろうとする振動を、アレクの魔力が防護する。

    >ナイフを受けた後「振動している!」と出した方がバトルに躍動感が出るかと。

    ここは【再改稿】で雨にしましたので、「振動するナイフが雨を弾く」という演出が欲しいな、と。

    >より強いインパクトを出すなら、ここは剣を切断させるべきかもですね。ナイフが剣を切断! は意外性がありますから。

    アレクは剣を捨て、予備の武器を抜いてもいいですし、その上で鍔迫り合いに持ち込めば、展開の辻褄は合いますから。

    確かにっ! その発想はありませんでしたっ。
    それに、後述しますが「アレクの予備武器」が良い演出にもなりそうですっ。


    >>アレクは一瞬、瞑目して覚悟を決める。
    >>ユーキは黙って、それを見つめる。
    >>瞼まぶたを開けた時、その瞳は揺らいでいなかった。

    >ここもまだ冗長。
    >一瞬目を瞑る場面で、ユーキが「それを見つめる」のは変です。
    >それは「長く目を瞑る」場合のアクションのはず。

    >なので「ユーキは黙って、それを見つめる。」は省くべきです。

    ここは上手く表現できていませんでしたか……。
    「戦闘中に目を瞑るのは、たとえ一瞬でも命取り。だけど、それを黙って見まもっている」という演出のつもりでした。

    読者に気付かれないのはまだしも、別の所に違和感を感じてしまわれるのは問題ですね……。



    再びのご感想、本当にありがとうございますっ!


    >インパクトという意味では正直まだ物足りません

    やはりですか……。

    >これ以上のインパクトとなると、場面のセレクトごと考え直す必要がありますし

    しかし「2人の決別」を見せなければならない以上、相応しいシーンは【旧版】と【改稿版】の2つだけなんですよね……。
    それを何とかする為の苦肉の策が【再改稿版】だった訳なんですが……。

    「2人の決別」を見せないのであればオープニングを書く意味が無いですし、これはインパクトは「そこそこ」で諦めるしかないですかね……。


    >「二人が敵対する」ということを示唆する箇所は多分多くあるでしょうし。

    無いんです……。
    本作は「親友との出会いと別れ」がテーマであり、「親友との敵対」はテーマには無いんです。
    この【改稿版】にしてもユーキはアレクと敵対してますが、ユーキはアレクを親友だと思ったままです。
    その為、「二人が敵対するということを示唆する箇所」は、どこにも無いんです……。


    >ワードそのものに魅力がある前提ですが。

    ワードセンス、私には無いんですよねぇ……。なにせ、「ダガーもナイフも、どっちの表記でも同じだ」と考えるくらいですから。

    「ノー説明でも構わない」との事ですが、それは「疑問が吹っ飛ぶほどのワードセンスがあれば」ですよね?
    そうでなければ「読者に、謎の言葉で疑問を与えるだけ」になってしまいますし。


    >隠し味として「理由がある」感をほんの一摘み入れる、という手もあるんですが、今回はない方がいいかな?というのが私のバランス感覚です。ここはまあ作者のさじ加減でしょうが。文字通り。

    ここは本当に、読者によって感じ方も違うようですね……。
    「【旧版】の方が良い」という意見も多く、その方々は口を揃えて「ユーキが悪役に見えてしまう」と仰っておられました。


    >後、オープニングに含めばよいものがあるとすれば、「二人の思い出」や繋がりを意識させるアイテムでしょうかね。

    ここはさっき申し上げた「アレクの予備の武器」が当て嵌める事ができそうです。
    ただ演出・説明が必要になってきますし、どのくらい文字を省略して表現できるか、ですね。



    重ねてにはなりますが、本当にありがとうございましたっ。
    1話・2話の改稿もお待ちしておりますっ。
    でも、本当にいつでも構いませんよ?

  • 特殊な癖という観点から失礼しますよ!

    片方悪役ダブル主人公もの

    "どの観点から、というのが抜けてるので、真正面から受け取るのは……というよりおそらく単純に人間ドラマ的なところを評価してこの言い方なってますよね……

    どっち「感情移入した方がいいのかわかりづらかった

    "私は全ての人物に感情移入してしまうので……メイン2人であるならよりこの感覚にはてはてと…… ところが次、文学的なギミックとして、周りの目というのは取り入れたいですよね!残念ながらこの感じだと無理にねじ込む感じになりそうですけども。ところがそのテーマだと当人と外野からまた関係対比、それうまあじとか……笑 改定後の物理的なインパクト不足?には関してもテーマとは違う読書体験のために採用、だとしても……インパクトある描写は拙作でも挑戦し、そこそこうまく機能したように思えるので、自分の経験から言うと、周囲の物の壊れ方、人の反応を利用して相対的に派手にしたいところですよね!

    "読者にかかる心的なしんどさ"
    想定する読者層ってどの年齢、どの社会階級なのでしようね!リアリティ的なしんどさと、物語的なしんどさが同じとは思えませんが……私の感覚が奇妙なのでしょうね……読者層はかなり相当わかい子なら……ありえる?ですがあなた様の作品における人物の機微は……うーん私が行間読みすぎ……?

    ただ、あなた様はステレオタイプ的な展開では、一般的に言う悪い側の心理描写をまるっと消す選択をしていらっしゃるので、人間ドラマが好みな人には物足りなく感じてるかも……?



    私は創作で迷ったら2つを1つにすることを実践してきましたが……今どちらに傾いていますか!

    作者からの返信

    アタオカしき(埃積もる積読の上に筆あり)さま、こちらにもコメントありがとうございます。


    >片方悪役ダブル主人公もの

    まずユーキは悪役ではありませんが、そう思わせるような書き方をしたのは事実ですね。(ワザとですが)
    オープニングで「悪役のように見せる」事により、本編とのギャップを狙ったのですが……どうやら「ユーキの好感を下げる」という感想を持たれた方が多いようです。


    >どっち「感情移入した方がいいのかわかりづらかった

    ここでは「感情移入」は求めていませんね。
    次の『オープニングの変更点の解説』で述べていますが、「心理描写を省いています」ので。


    >周囲の物の壊れ方、人の反応

    これはありがたいアドバイスですね。
    確かに「建物が壊れる」「地面が割ける」「人々の反応」を見せる事で客観的な情報が増え、インパクトも増しそうです。


    >想定する読者層って……

    このご質問に対する答えは「私自身」が最適ですねぇ。

    本作は、そのストーリーを思いついた時に類似作品が見当たらなかったので「私が読みたいから書いた」作品なんです。
    「私」を「どの年齢、どの社会階級」に当て嵌めると、「40代の底辺階級」ですねw。
    まぁ、精神年齢は中学生くらいから進歩していないと思いますがw。


    >今どちらに傾いていますか!

    最後のこのご質問ですが、「心理描写を消すかどうかの選択」という事でよろしいでしょうか?

    まず、「作品全体」であるなら「心理描写は最重要だ」と考えています。
    私の作品において心理描写をしなければ、私の書きたい(読みたい)ものは成立しません。

    ですがオープニングに限っては上記の通り、「心理描写を削除」しました。
    これは本作のオープニングが「未来の先見せ」であり、「多くを語る事ができない」からですね。
    「事情」が分からないのに「心理」だけを語っても「共感」は得られないだろうという予測です。


    このような回答で答えになりましたでしょうか?
    頂いたアドバイス、大変参考になりました。今後の改稿に活かしていきたいと思いますっ。

  • 感想失礼します。

    改稿版の方はどうしても旧版に比べるとユーキが悪役に見えてしまいます。

    しかし、旧版はアレクが一瞬悪役に見えるものの最後の文章によって何か思う事があったのだな、と推測できるので印象は良いです。

    なのでどちらにも事情があるのだろうな、と感じられる旧版の方が僕は好きですね。

    ユーキを完全な悪役としたいならこのままで良いとは思いますが、勿論そういうつもりではないのですよね?

    序盤で片方が悪役に見えてしまうのは「ダブル主人公もの」としては宜しくないなと思いました。

    僕は、旧版をベースとした方がいいのでは? と感じましたが、どうするかはボルコム様次第なので、あくまでも一読者の意見として聞き流してくださっても構いません。

    改稿頑張ってください!

    応援しています。

    作者からの返信

    とっぴい@猫部@NIT所属@WGS所属さま、ご感想ありがとうございますっ。

    「ユーキが悪役に見える」というのは、私の狙い通りではあるのですが、どうも評判が悪いですねぇ……。

    ユーキは本作のメイン主人公ですので、もちろん悪役ではありません。
    そこにギャップを与え、読者の興味を惹こうという試みだったのですが、発想そのものが間違いなのか、それとも私の技量不足か……。

    ともあれ、もう少し様子見をしてから結論を出そうと思います。
    【旧版】ベースにするか、【改稿版】ベースにするかは保留ですが、どちらを選ぶにしろ、決して頂いたご意見を聞き流しなどは致しません。
    採用する事の無かったご意見も、己の糧にさせて頂きたいと思っております。

    応援、ありがとうございますっ。
    最高と最善を目指して頑張りますっ!(そう簡単にはいきませんがね)


  • 編集済

    おお!あのボルコム様の作品を辛口批評するチャーンスっ( ̄ー ̄)

    改訂前は地の文の視点がアレクに行ったりユーキに行ったりで読者の視点をどっちに持って行って感情移入した方がいいのかわかりづらかったです。
    その点では改訂版のほうが良かったですね。
    旧作のように両方に描きたい部分があるなら、二話目でユーキ側の視点にスイッチしてリプレイするという手もあります。

    ただ、どちらも物語の導入部分としてはちょっとインパクト不足でしょうか。
    カメムシ様のアイデア「処刑シーン」ではないですが、もう少しガツンとした引っぱたきが欲しいところです。


    例えば、剣での争いって基本殺し合いですし、小説としては逆に地味です。
    私ならいきなり剣劇じゃなくって、男子らしい殴り合いにしますね。

    お互い怒声を浴びせながら殴り殴られ、胸ぐらつかんで服を引きちぎり、イスや机や食器などを粉砕しながら派手に立ち回って、その中でお互いに対する思い出や感情を発露させつつも、痣やタンコブだらけになりつつ袂を分かつ。
    なんなら周囲のギャラリーや住民やらにキリのいいとこで止めてもらってもいいですね、決裂をより認知してもらえますし。

    そう、男なら拳で語れ(昭和脳)!

    追伸
    あーなるほど、結構拳で語っているんですね本作。
    すいません、ちょっと自分の執筆にかまけてあまり読めていないんです。
    なのでいつかの批評の恩返しにと、この「改稿のテスト版を公開してみた」を読んで思ったことを書いて見たのですが……

    出直してきます。
    |出口| λ............

    作者からの返信

    素通り寺(ストーリーテラー)旧三流F職人さま、ご意見ありがとうございますっ。
    「あの」って、「どの」ですかね?
    私は他人に誇れるものなど無い、底辺作家の末席ですよw?
    辛口はドンとこいですがw。

    で、頂いた内容ですが……やはりインパクト不足ですか……。
    一応、「オープニングで悪役のように描かれるユーキ」が、本編に入るとメイン主人公であるギャップにインパクトを持ってきたつもりですが、「オープニングだけでは判明しない」という問題点がありますしねぇ。

    「剣での争いが、小説としては地味」というのは盲点でしたね。
    確かに「異世界ファンタジー」なら剣が出てこない方が珍しいですし、それ自体にインパクトはありませんよね。

    「殴り合い」ですが、もしかして本作を読んで下さってます?
    第3章の最初に「ユーキとアレクの殴り合い」がありますw。

    ただ、このシーンは「袂を分かつシーン」ではなく、むしろ「絆を深めるシーン」なんですよね。
    ですので、オープニングには相応しくないという結論です。

    あと、本編に入ってすぐにロドニーとのケンカが始まりますので、殴り合いばっかりになってしまうというのも避けた理由です。

    私も昭和脳ですので、拳で語るのは大好物ですっ!


    【追記】
    いやいや、【改稿版】の部分だけでは分からないので仕方ないですよっ。
    帰らないでっ!(笑)

    と、冗談はさておき、インパクト不足は由々しき事態ですねぇ。

    本作は「最後のオチを先に考えた」という思い付きから作られているので、序盤に遡るように逆算的に構成されているんですよね。
    その為、大体の全体の流れが出来上がってしまっているので、大きくストーリーを動かしづらいんですよね。

    まぁ、愚痴ってても仕方ないので考えるしかありませんっ!

    編集済
  • オープニングについては、個人的にですが私は旧版の方が好きです。

    理由は私がある程度先まで読んで、アレクとユーキの二人に好感を抱いてるからです。
    そして多くの読者の方もアレクとユーキに好感を抱くものと信じております。

    そうした場合、
    この先この二人別れるんだよな……
    と思って読むのと、
    この先この二人殺し合うんだよな……
    と思って読むのでは

    読者にかかる心的なしんどさが結構違ってくる気がするのではと愚考いたします。

    作者からの返信

    司馬 ばん様、ご感想くださってありがとうございますっ。

    本作を読んで下さっている事、アレクとユーキに好感を持って下さっている事、多くの読者もそうだろうと思って下さっている事、全部が嬉しすぎますっ!

    「親友との決別」をテーマにしている以上、読者に「ストレスを与える」というのは狙い通りでもあるのですが……。「負荷をかけ過ぎ」という事ですね?
    「オープニングにはインパクトを」と言われ、それを実現するための方法が「2人が戦う」だったのですが……。

    むぅ……。読者に過剰なストレスを与えずにインパクトを見せるのは、本作では難しいですね……。

    一応、「その章のクライマックスを先見せする」という案も出たのですが、それは「ストーリー的には先見せをする意味が無い」と考えてボツにしました。
    「わざわざオープニングを作るなら、それは作品のテーマを見せなければならない」と考えていますので。

    ともあれ、貴重なご意見ありがとうございますっ。
    【旧版】ベースにするか、【改稿版】ベースにするかはまだ決めかねていますが、【改稿版】ベースだとしても司馬 ばん様から頂いたご意見は留意の上で、更なる改稿を目指したいと思いますっ!


  • 編集済

    個人的には改稿版の方がいいかなと感じました。テンポよく次の話に入っていくのは気持ちいいですね。ただ、あっさりすぎるので、そこまで興味を引く導入にはなっていないような気もします。本当に個人的にですが、もう少し何か足した方がよい気がします。
    (追記)
    必要と感じたのはインパクトのある描写です!

    作者からの返信

    平手武蔵さま、ありがとうございますっ。

    ヒキが足りないですか……。
    これは「心理描写」や「情景」が足りないではないですね。
    「インパクトのある描写」が必要だという事ですよね?

    となると、何かしらのアイデアが必要ですね……。
    考えてみます。

    貴重なご意見ありがとうございましたっ!

  • こちらの感想も書かせていただきます。

    率直に申しあげて、ユーキが「悪役」にしか見えなくなっておりますね。おそらくはメインの主人公となる彼が悪役ムーブを決めておりますと、のちの第1章の印象もかなり変わってしまうのではないでしょうか。

    特に物語序盤の主人公の好感度管理は想像以上にシビアです。【旧版】の時には垣間見ることのできた「内に秘めた優しさ」のようなものも感じられず、ゴロツキのようになってしまっておりますね。このオープニングをご覧になられた読者さまは、ほぼ間違いなく〝アレク〟の方に感情移入してしまうと思われます。主人公ムーブをしているのはかれですからね。もしも読者の心をアレクの方に寄せることが狙いであるのならば、この構成でも良いとは思うのですが、ユーキが主体、もしくはダブル主人公となりますと、やはり【旧版】の方が良いのではないかと感じてしまいます。

    あくまでも私の感想ですので、読者からの意見のひとつとしてお納めいただけますと幸いです。「このオープニングなら読まないのか?」と問われますと、間違いなく「読みます」と答えます。ですので決して「悪い」わけではないですからね。

    作者からの返信

    こちらの感想も書いて頂いて、ありがとうございますっ。

    ユーキが「悪役に見える」というのはワザとですね。
    ここで悪役に見せて、ギャップを狙ってみたのですが……かえって良くなかったですかね?

    作者的には「10年の間に何があったんだ?」と思って欲しい所なのですが、作者の欲張りすぎかも知れませんね。
    読者は読み始めたばかりの作品に、そんなに感情移入はできませんからねぇ。

    後の流れとしては「ユーキが主体」ですね。
    なので、ユーキが読者から嫌われてしまったらお終いです。

    ありがたいご意見、本当にありがとうございますっ。
    幸崎 亮さまのご意見に沿える形となるかは分かりませんが、決して頂いたお言葉を無には致しませんっ。