第17話・精神的ストレス性障害。

俺は虚しさをそこに置いていくように白瀧さんを後にした。


そのことをマンションに帰って寧々ちゃんに話した。


「そう、可哀想だね、白瀧ちゃん」

「でも、私はもどるつもりないからね」

「こんな天然記念物的美少女が、ご神体なんかにされて閉じ込められるなんて

もったいないでしょ」


「ここでイッ君とラブラブしてるほうがいいもん・・・幸せだもん」


「ああ、そうそう私、明日くらいから脱皮するから・・・」

「大丈夫、押入れの中でするからね」

「たぶん、一週間くらいかかると思うから脱いじゃうまでエッチは辛抱してね」


「俺は盛りのついた猿じゃ無いんだから一週間くらいエッチなくたって平気だよ」

「そうか脱皮か・・・いいよ押入れなんか使わなくても・・・」

「そこのリッチなソファー使えばいいじゃん」


「なんかさ・・・脱皮してるとこ俺も見てみたし・・・」

「え〜見られてると恥ずかしいよ・・・なんだかストリップしてるみたいで」

「見世物じゃないからね・・・でも皮を脱いでるときはエロい声だすかも」

「皮を脱いだ途端、イッ君を襲っちゃうかも」


「まあ、その時は受けて立つから・・・」


「あのね、脱皮が終わったら、私ますますエロくなるからね」

「覚悟しといてね、イッ君」


そうか・・・ますますエロくなるのか・・・俺仕事もこなさなきゃいけないし、

寧々ちゃんの相手もしなきゃいけないし・・・ ジムにでも通おうかな・・・

このままじゃ 体力もたないよな・・・


で、寧々ちゃんの脱皮が始まった・・・けっこう時間がかかるもんだ。

なにか知らないけど、脱皮してる白蛇って妙にセクシー。

で、寧々ちゃんが言ったとおり脱皮が終わったと同時に寧々ちゃんはさらにエロくなった。


仕事も私生活も充実してたんだけど、俺は気付かないうちにこの生活が

精神的負担になっていった。

仕事は常に忙しくてストレスが溜まりっぱなしだった。


な、もんで俺はそのストレスのせいで倒れた。

気がついたら病院のベッドだった。

息もできないくらい苦しくて、動悸息切れ、めまい吐き気、最初なにが原因か訳も

分からず気を失って、それで救急車で運ばれたらしい。


精密検査の結果、体に異常はなく自律神経の乱れ、精神的なところから来る

「ストレス性障害」だろうって言われた。

で、自律神経の薬をもらった。


安静にして今以上のストレスは避けるようにって医者に言われた。

それからも俺は時々、発作に襲われるようになった。

精神と肉体のバランスが保てなくなっていたんだ。

だから、しばらくは寧々ちゃんとのエッチは控えなくちゃならなくなった。


だからエッチができない寧々ちゃんは、すこぶる不機嫌になった。

でもそんな俺の精神的乱れを、癒してくれたのも寧々ちゃんの献身的な看護

だったんだ。

俺のために俺が望むリクエストに応えてくれた、めちゃ変態な行為でも・・・。


俺は眠る時も寧々ちゃんの豊満なおっぱいを揉み揉みしながら眠った。

それがまた精神的癒し効果抜群だった。


つづく。

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