第14話:これって寧々ちゃんのおかげ?
神主の卵、
桃香ちゃんのことは「ピーチ姫」って呼ぶことにした。
桃香ちゃんは寧々ちゃんと違って甲斐甲斐しく、みんなのご飯なんか作ったり
していた。
これがなかなか美味いんだ・・・そこらへんのレストランなんかより美味いと
きている。
妹ができると姉はなにもしにないって典型。
セックスは上手いんだけどな。
だけど家事が終わるとたちまち始まるミッチーとピーチ姫。
空いている四畳半の洋間でエッチをやりはじめる。
桃香ちゃんが家のことしてない時は働いてないんだから暇でしょうがないわけで
そりゃエッチしちゃうことになるんだ。
いくら扉を閉めてたってピーチ姫の人格を疑うような激しくもエロい声が聞こえて
くるわけで、そうするとだな・・・俺っちの寧々ちゃんがムラムラしてきて俺に
迫ってくるんだよ。
向こうに負けてなんかいられないってんでさ・・・。
拒否ったりすると、また羽交い締めにされるから、しかたなく仕事を一旦、
中断して、こっちもはじまるわけ・・。
向こうとこっちでお姉ちゃんと妹でエロい声を出してハーモニーを奏でる。
時にフォルティシモだったり、時にピアニッシモだったり。
でもってハモったりなんかして・・・。
で、終わったら俺は何もやる気がしなくなくなる。
まるで欲望と言う煩悩を捨て去った坊主のように・・・ったく皮がむけるよ。
寧々ちゃん・・・しばらく待ってくれ。
休憩したらまた欲望の煩悩が復活するから・・・。
って、そんなことしてるから仕事が延び延びになっていくんだよ。
昼間からエッチなんかやってていのかって思ってた日々だったが、
ある日、某、有名建築デザイン会社からオファーがあって、なんでも
今回、古民家カフェのデザイン部門を立ち上げるとかで、堂島さんにぜひ
当社のスタッフとして参加してくれないかって打診があった。
そんな美味しい話、今まで来た試しがないんだけど・・・。
一介の売れない建築デザイナーにだよ俺・・・そんなラッキーなことある?
給料は保証するって話で、よければ住まいも手配するからってことだった。
今までと違ってボーナスも出るし・・・まあ今より自由はなくなるけど、生活は
一気に何倍もリッチになる・・・。
これでとりあえず、みんなを養ってはいける。
これって、やっぱり寧々ちゃんのおかげ?
寧々ちゃんとウハウハでエッチに頑張ってると寧々ちゃんが喜ぶ、寧々ちゃんが
喜ぶと、俺は出世する・・・好循環。
風が吹いたら桶屋が儲かる・・・ちょっと違うか?
彼女はアゲマン?
「私とエッチしたら出世するよ」って寧々ちゃんは言った。
きっとそうだ・・・それ以外考えられない・・・なんせ神の使いの白蛇なんだから
元ご神体なんだから・・・ご利益がないはずないんだ。
つづく。
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