第9話:ついに・・・。

改めて寧々ちゃんをしっかり見るとなんてエロいんだ・・・。

俺だって、ずいぶんセックスしてないし・・・。


「・・・・・もうやっちゃおう・・・」


彼女が起きてきて、俺にエッチしようよって迫ってきた時に、おっけ〜って

受けて立ってもいいんだけど・・・寝てる時に襲うってのもいいな〜

って思っちゃったんだな、俺は・・・魔がさしたって言うか・・・。


そっちのほうが、時代劇でよくある「そんなご無体な」的な、っていいだろ?、

ウハウハだろ?


で、俺は布団に潜りこんで、寧々ちゃんの体を、まさぐり始めたんだよ。

おっぱいに手が触れて、もぞもぞしてると寧々ちゃんが目を覚まして、


「なに?・・・なにやってんの?」


「え?・・・いや・・・起こしてごめん・・・はは、いいから眠って」


そう言って俺は布団から出ようとした。


そしたら、寧々ちゃんの両足が俺の腰に絡みついてきたんだわ、これが。

で、完全にホールドされたんだわ。


こ、これはまさかのだいしゅきホールド。


俺の力ではずそうとしてもがっちり捕まってる・・・めちゃ強い力で・・・。


「イッ君・・・逃がさないよ」


「あのさ、ちょっと緩めて・・・でないと息できないって・・・」


「私を襲おうとしたでしょ」


「いやいや一緒に寝ようかな〜って思っただけ・・・襲うなんてとんでもない 」


「いいの・・・襲ってくれて・・・私、嬉しい・・・」

「だから、エッチするって言ってくれるまで離さないからね、イッ君」


蛇の締め付けって動物の骨も砕くって言うけど、一度、締められると絶対

逃げられないって思った。


俺は寧々ちゃんの両足に締め付けられたまま、顔は舐められるわ、

ぶちゅぶちゅキスはされるは、めちゃ激しいったら・・・1000年分の欲求不満を

全面的に解放しようって魂胆らしい。


「あ、あのさ・・・逃げないから・・・それにこのままじゃエッチできないだろ」

「まあ、駅弁ならいけるかもしれないけど・・・」


「分かった・・・でも逃げようとしたら捕まえるからね」


「逃げないって・・・ほんとは俺、寧々ちゃんとエッチしたかったの」


「ほんとに?、まじで?・・・打算的にじゃなくて?」


「打算的ってなんだよ?」


「出世できるって分かったから私とエッチしたいって思ってない?・・・」


「そんなの、出世するよって言ったの寧々ちゃんだろ?」

「寧々ちゃんは俺とはしたくないの?」


「したいよ・・・・なに言ってるの・・・したいに決まってるでしょ」


「じゃ〜俺の気持ちは今は、関係ないよね」

「お互い、エッチがしたい・・・相互関係できてんじゃん、それでいいじゃん」


「きっと、愛なんてものは、あとからついてくるんだよ・・・たぶんね」


ってことで、俺と寧々ちゃんは、満を持して結ばれたのだよ。


1000年分のブランクは、そりゃ激しかったわ・・・俺、明日の朝までには

精気吸い取られてたぶん干からびてると思う。


で、寧々ちゃんとエッチしたことで、即、出世って思うけど、そんなにすぐに

起こるわけないわな。

果報は寝て待てって言うけど、寧々ちゃんと寝てばかりいたら、堕落しそう、

人間ダメになりそう。


つづく。



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