2.2 人力飛行機活動の変遷 (2.2.1追補)

(前回の記事への追加)


 前回からの間に重複チームを除いた延べ参加チーム数を集計した結果、210チームであった。


〇部門別集計

 次に鳥人間コンテストは参加部門があるのでその観点で集計した。滑空機には、滑空機部門、フォーミュラー部門、チャレンジ部門を含む。プロペラ機にはプロペラ機部門、プロペラ機ディスタンス部門、プロペラ機タイムトライアル部門を含む。また、複数の部門に参加しているチームは、基本的には参加回数の多い部門、判断の難しいチームについては筆者の独断で主たる部門を定めた。


 滑空機    139チーム(学生52チーム、社会人87チーム)

 プロペラ機   60チーム(学生39チーム、社会人21チーム)

 ヘリコプター  11チーム(学生5チーム、社会人6チーム)


〇学生とそれ以外の別

 以上から、学生チームが96チーム、それ以外が114チームとなる。


〇活動停止時期の集計

 参加が停止してから経過した時間を以下のように集計した。これはチームの入れ替わりを示している。47チームは現役チームである可能性が高い。


 参加が無くなってから

 20年超  65チーム(学生13チーム、社会人52チーム)

 10年超  62チーム(学生28チーム、社会人34チーム)

  5年超  36チーム(学生21チーム、社会人15チーム)

 上記以外 47チーム(学生34チーム、社会人13チーム)


〇参加回数の別

 参加回数に着目して、チームを集計した。

 1回のみ 81チーム(学生17チーム、社会人64チーム)

 5回以下 72チーム(学生36チーム、社会人36チーム)

 10回以下 27チーム(学生17チーム、社会人10チーム)

 それ以上 30チーム(学生26チーム、社会人4チーム)


 このデータを見ると10回の参加ができる社会人チームが減る事が顕著であるが、もう一つ、学生についても10回程度の参加回数が谷になっていることが分かる。参加回数はチームの継続年数とも関係があると考えられるので、次項で掘り下げる。

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