第4話 対エルバ戦

そこにバーンの姿はなかった。


「!?…げ...は、笑なんだ逃げたのか?…笑」


そんなことはない。


ボォウ...


拳に燃え盛る炎を纏ったバーンがエルバの頭上に飛び上がり、移動していた。


「な"っあぁ!」


「おっりゃああぁぁぁ!」


楽しそうに大声を上げてバーンは頭蓋を思い切り焼き殴る。


「ネクストマグマァァー!」


火山が噴き荒れるかのようにバーンの火拳が突き刺さる。

こうして大男エルバは倒れた。エルバが大山賊として仕切っていた山を越え、バーンはついに王都へ着いた。


「はぁ...はぁ...腹ぁ...減った、」


バーンはパタリと倒れ込んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーー

そのころ孤島では...


「…!、」


「あらライト、どうしたの?…」


「い、...まぁ、なんでもないよ。気にしないで。」


何事もなかったかのような澄まし笑顔だが、マリーには通用しない。


「感じたのね...あの魔力...♡」


「あぁ..."兄さん"だ。」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「ん〜…んぁ...はっ!腹減った!」ガバッ!


「うおぉ!びっくりした!いきなり起き上がるんじゃねぇよあんちゃん、」


「・・・おっさん誰だ?」


「そりゃぁこっちのセリフだわぁ!!てかせっかくウチ運んで看病したのに図々しいぞコラァ!怒」


「えぇ...すまん、"おっさん"!」


「まずそのおっさんやめぇいっ!!!!!!怒」


これが、第一の仲間に繋がる話である。


〜続く〜

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